ペットを飼うことになったら、まずは「抱っこしてみたい!」と思う人は少なくないはず。しかし、簡単そうに見えて「抱っこ」には、ペットの体の構造を考えた一種のコツが必要です。

 Twitterへ、「犬抱くの下手すぎるオット」というつぶやきとともに、不器用にワンちゃんを抱っこする男性(以下、夫さん)の画像が投稿されました。ワンちゃんは居心地が悪そうにも見えますが、くるっと丸まり神妙そうな顔で抱かれています。

 抱っこされているのは元保護犬の女の子、あさぎちゃん。愛護センターから2021年10月にお迎えされ、現在は生後8か月になります。

 飼い主さんいわく「お家に入れてあげたクッションの綿をほじくり出したりしています」と、いたずら盛りのあさぎちゃんですが、飼い主さんたちのことが大好き。そばで甘えることも多いようです。

 もちろん、今より小さい頃から抱っこされてもいるのですが、夫さんの方はちょっと不器用な様子。

 「私の抱き方を見よう見まねでしていますが、変なところに腕を通していたり、なんとも言葉に表しづらい抱き方をしています(笑)」という奥様の言葉通り、およそワンちゃんを抱っこする姿勢とは思えない格好です。

 抱っこされている側も窮屈そうに見えますが、飼い主さんご夫婦が大好きなあさぎちゃんは苦にならないみたい。くるりとアンモナイトのような姿勢で、おとなしく抱かれています。

 夫さんの方も不器用ながら、あさぎちゃんを抱っこするため色々と工夫しています。今回はあさぎちゃんをバランスよく抱けるよう、爪先を立てた少々無理な姿勢だったんだとか。

 このため「あさぎはだいぶ落ち着いていたのですが『足がつる!』と言って早めに下ろしていました」と、早々にギブアップしてしまったんだそう。あさぎちゃんも成長して体重が増えていますから、ちょっと負担が大きかったようですね。

 生まれたばかりの赤ちゃんを初めて抱っこするお父さんも、おっかなびっくりという手つきになることがありますが、夫さんもあさぎちゃんを抱っこする時、どうすれば負担なく抱っこしてあげられるか試行錯誤中なのかもしれません。

 しかし、あさぎちゃんは育ち盛りの女の子。早くしないと、抱っこするには大きくなりすぎちゃうかもしれません。夫さんの努力が早く実ることを祈りたいと思います。

<記事化協力>
あさぎさん(@___a_y_r_)

(咲村珠樹)