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運命の人と巡り合いたい人に朗報 「赤い糸」をたぐり寄せるピンキーリング

 運命の人とは、赤い糸で小指と小指が結ばれている……なんて話がありますが、現実世界では本当に繋がっているのか、簡単には分からないもの。なんとか運命の人と巡り合いたい、という人に朗報です。

 赤い糸をリールにつけ、自力で巻き上げることで「運命の人」を首尾よく釣り上げることのできる、小指用のピンキーリングが発表されました。さーて、誰と繋がっているのかな?

  •  運命の人を釣り上げる、赤い糸を使った釣り竿とリールのピンキーリングを作ったのは、立体クラフターのBBコリーさん。2021年度「総務省異能vationプログラム」で、破壊的技術課題への挑戦者にも採択された鬼才です。

     今回の作品について、BBコリーさんは「今年の抱負は『とにかくモテる!』と年始に決め、色々取り組んでおりましたが、一向に芽が出ず、これは願掛けするしかないと思い、作りました」と制作の動機を語ってくれました。

    リールを巻き上げると赤い糸がたぐり寄せられる(BBコリーさん提供)

     ベースとなっているのは、リールと釣り竿のカプセルトイ。「大きさ感が小指にちょうどマッチしたので、そのまま採用しました」。リングの台座は100円ショップで売られていたおもちゃの指輪を使い、小指に合わせてサイズを調整。材料が揃ってからは、1時間くらいで完成したといいます。

    素材のカプセルトイ(BBコリーさん提供)
    リングの台座(BBコリーさん提供)

     この作品の目的は、どこにいるか分からない「運命の人」を、自力で赤い糸をたぐり寄せて釣り上げることにあります。一心不乱にリールを巻き上げ続けると……小指に赤い糸が結ばれた誰かの手が。見事に運命の人をゲットできたようです。

    巻き上げ続けると下から手が(BBコリーさん提供)

     これはあくまでも機能のプレゼン用に作った動画ですが、手の造形にはこだわったとBBコリーさんは語ります。「小指のリールで軽快に持ち上がりつつも、ちゃんと指だと分かってもらえるよう、最適な大きさと形をオリジナルで樹脂粘土を使い造形しています」

    見事に釣り上げ成功(BBコリーさん提供)

     実際に赤い糸を巻き上げ、運命の人を釣り上げるまでの苦労には個人差があると思いますが、BBコリーさんからは「モテ期は自ら引き寄せろ!」というエールが届いています。なお、赤い糸は非常に細く切れやすいので、あまり力任せで強引に巻き上げると、運命の人を釣り上げる前に切れてしまうので、注意が必要です。

    <記事化協力>
    BBコリーさん(@BitBlt_Korry)

    (咲村珠樹)

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