北海道札幌市にあるカフェとドッグランの複合店「バーナード・スクエア」のオーナーであるキシイーヌさんは、あることに少し頭を悩ませていました。それはお店の看板犬、セントバーナードのデイジーちゃんとドーンくんのヨダレ。そこで一計を案じ、簡単にできるヨダレ飛散防止方法を思いつきました。

 お店のお客さんに人気でとても可愛がられているという、デイジーちゃんとドーンくん。背中やお尻をなでてもらったり、マッサージしてもらったりするのが好きなのだとか。

 しかし、セントバーナードはヨダレが多い犬種だそうで、キシイーヌさんはお客さんの衣服にヨダレがついてしまわないように、常にヨダレの垂れ具合を監視。都度気づけば拭いていたと言います。

 そんな時に思いついたのが、「飛散防止アイテム(ただのタオル)を洗濯バサミでスタイリッシュに装着」する方法。

 キシイーヌさんがTwitterに投稿した写真には、ほっかむりをしているように見える2匹が写っています。一見すると、風呂上がりみたい。ちなみに、立って左を向いているのがデイジーちゃんで、手前で座っているのがドーンくんです。

 「とにかく少しでも拭く回数を減らしたくて考えました」とキシイーヌさん。普通のヨダレ掛けのように首に巻くだけだと、口の位置的にヨダレが床にポタポタ落ちてしまうため、タオルと洗濯バサミを使ってしっかり顔を覆うように巻いたそうです。

 その結果、完璧ではないものの、拭く回数が減り、かなり負担が減ったと言います。2匹も嫌だったらすぐに取れるのに、嫌がったり外そうとしたりせず、むしろ包まれていることで、「安心しているかのようです」と話していました。

 とはいえ、ちょっとした問題点も。ブルブルッ!とされるとタオルの位置がずれてしまい、その度に正しく巻き直さないといけないそうです。これは、まだまだ改善の余地がありそうですね。

<記事化協力>
キシイーヌさん(@kishidog)

(佐藤圭亮)