あえて1種類のおかずに絞った超シンプルな潔さと、税抜200円というリーズナブルな価格が人気のローソンストア100「だけ弁当」。2022年8月24日より第5弾の「チキンナゲット弁当」が発売されます。

 実はこの弁当、企画段階で「チキンナゲットはおかずになるのか?」と、賛否が真っ二つに分かれたため、お客さまに最終ジャッジをゆだねることにしたのだとか。あなたはチキンナゲットのおかず、あり?なし?

 ローソンストア100の「だけ弁当」は、お弁当によく入っている定番だけど、主役になれないおかずにスポットライトを当てようと誕生したもの。第1弾の「ウインナー弁当」は2021年6月30日に発売され、そのシンプルな見た目がSNSで話題となり、2022年7月末までに約124万食を売り上げるヒット商品になりました。

5種類に増える「だけ弁当(各税抜200円)」

 それ以降「ミートボール弁当」、「のり磯辺揚げ弁当」、「白身フライ弁当」とラインナップを増やしてきた「だけ弁当」。第5弾となる「チキンナゲット弁当」には、商品化までに議論が白熱したといいます。

 これまで「だけ弁当」は、運営部門の林弘昭さんと、商品設計・開発部門の山田克則さんがタッグを組んで商品化してきました。第1弾「ウインナー弁当」の場合、商品化までに10年もの間、2人は苦楽をともにしてきました。

ローソンストア100の林弘昭さん

 しかし今回の「チキンナゲット弁当」では、2人の意見が対立。高校時代の思い出から「お弁当でチキンナゲットをもっと多く食べたい!」という夢を実現したい林さんに対し、山田さんは「チキンナゲットは本当にお弁当の主役を張れるのか?」と疑問を呈したのです。

 これまで二人三脚で、シリーズ累計225万食(2022年7月末現在)の「だけ弁当」を生み出してきた林さんと山田さんの対立。林さんの熱意に、山田さんは商品化してみて、チキンナゲットは弁当のおかずとして「あり」か「なし」か、お客さまにジャッジしてもらおうと考えたのだそう。

最終ジャッジをお客さまにゆだねることに

 社内では答えが出なかった「チキンナゲットはおかずとしてあり?なし?」問題。それを判断するため登場する「チキンナゲット弁当」は、ご飯に4つのチキンナゲットが入っています。

 ナゲットにかけるソースは、開発段階ではバーベキューソース、ハニーマスタードソース、オーロラソースなど、様々な種類が候補にあがり、試食が繰り返されたといいます。最終的に「お母さんがナゲットをお弁当に入れる時はケチャップでしょう」と原点に返り、ケチャップが採用されました。

 これまで以上に「だけ弁当」の生みの親、林さんの熱意がこもった「チキンナゲット弁当」は、税抜200円で2022年8月24日より全国のローソンストア100で発売されます。はたしてチキンナゲットは「あり」なのか?まずは食べてみて、判断したいものです。

情報提供:株式会社ローソンストア100

(咲村珠樹)