アフラックから、最新のがん治療保障とがんの悩みや不安の解消をサポートする新商品「『生きる』を創るがん保険 WINGS」が発売。都内にて発表会が行われました。

 発表会には、テレビCMに出演している櫻井翔さんと小池栄子さんも登場。新商品にちなんだ「サポート」をテーマにしたトークなどを行いました。

 発表会では、まずアフラック生命保険株式会社の古出眞敏社長が登壇し、がん患者が抱える悩みの実態について語りました。

アフラック生命保険株式会社の古出眞敏社長

 生涯で2人に1人はがんになる、といわれる時代。がん検診の受診率向上によって、がんと診断される人の増加とともに、早期発見・早期治療にくわえて治療法の進歩により、がん患者の生存率も向上しています。

 今や、がんは「日常の病気」になりつつあり、生存率の向上によって「がんとの共生」が長期化しつつあります。それとともに、経済的なものや治療に関する悩み、治療法など最適な情報をいかに得るか、また職場への復帰や日常生活に戻る際の問題など、様々な悩みをがん患者は抱えることになりました。

がんを取り巻く環境の変化

 これらの新たな悩みや治療に関する負担に対し、包括的サポートを実現する保険として誕生したのが、「『生きる』を創るがん保険 WINGS」。がんの治療実態に応じた幅広い保障と、契約者の様々な悩みに対応する相談サービスという、2つの大きな柱が特徴です。

「生きる」を創るがん保険 WINGS

 商品の詳しい内容については、商品開発部の小塚志穂さんよりプレゼンテーションがありました。この商品は「がんの不安を抱えるすべての人に、伴走者のようにずっと寄り添いたい」という思いから生まれたといいます。

アフラック商品開発部の小塚志穂さん

 大きな特徴となっているのは、がん治療に対する経済的負担に対応する補償だけでなく、生活や就労など、がん患者の抱える悩みに対応し、寄り添うことのできるワンストップ・サービスがセットになっていること。

新商品2つの特長

 この背景として、がん患者のほぼすべてが3大治療(外科手術・放射線治療・抗がん剤治療)を経験している実態があります。それとともに、近年では「がんゲノムプロファイリング検査」や「患者申出療養」を受ける選択肢もあり、多様化した治療方法の中から自分に合ったものを選択し、組み合わせることができるようになりました。

 治療法が個別に異なるようになり、患者それぞれが抱える悩みや不安も多様化。また医療の発達によって、がんの生存率も向上し「治る病気」になったり、診断された後も「長く付き合う病気」になっていたりしています。

 治療が終了した後も、がんと長く付き合う中で様々な悩みや不安も生まれます。治療に関わる経済的負担を保障するだけでなく、その後の人生における悩みや不安にも寄り添うことで、負担を少なくしてほしい、というのが「「生きる」を創るがん保険 WINGS」の狙いとのこと。

 がん患者が不安なく病気と向き合い、付き合っていけるよう、治療面では標準的な治療だけでなく、個別性の強い「がんゲノムプロファイリング検査」や「患者申出療養」にも対応できるよう、保障をパワーアップ。

保障の概要

 さらに、がんに関する様々な悩みや不安に寄り添う、新たなサービスも提供。金銭的な保障とともに、心理面をサポートするサービスも提供する、これまでにないタイプの保険なのだそうです。

 細かい部分を見ていくと、要精密検査となった場合の給付金が受け取れる特約を新設。そして個別性の強い治療への備えとして、がんゲノムプロファイリング検査、未承認薬の使用といった保険外療養、先進医療や患者申出療養に対する補償も提供し、多様な治療環境に対応するとのこと。

 また、がんの中には前立腺がんや甲状腺がんなど進行が遅く、診断されても長い期間経過観察となるものがあります。従来の保険では、これらも「がん」として新たな契約はできませんでしたが、今回の新商品では「特定疾病不担保」を導入し、すでに診断されたがんを除き、ほかの健康な人と同じように加入が可能となります。

特定疾病不担保

 もうひとつの柱となる新たな試みが「アフラックのよりそうがん相談サポート」の提供です。これは「がんかもしれない」という初期の段階から、治療中、さらに治療後の日常生活に至るまで、あらゆる場面でのがんに関する悩みや不安を相談できるサービス。

アフラックのよりそうがん相談サポート

 対応する「サポーター」は、看護師などの資格や豊富な経験を有するスタッフで、患者の悩みや不安をしっかりと受け止め、対応してくれるとのこと。悩みや問題を整理し、状況に適したサービスを案内してくれるそうです。経済面や情報、治療、生活、精神と、提供されるサービスは多種多様です。

 続いて、アフラックの保険代理店を代表して「アフラック全国アソシエイツ会」の吉田雅俊会長、アフラック千葉総合支社長の長野未来さん、そして「アフラックのよりそうがん相談サポーター」を代表してHatch Healthcare株式会社の中村香織さんが登壇し、トークセッションが行われました。

 まずは「『生きる』を創るがん保険 WINGS」の印象について。長野さんは「今までになかったタイプの保険」だと表現。がんと確定診断される前の精密検査の費用まで保障するだけでなく、個別化された治療や保険外、先進医療にも対応し、不安や悩みまでサポートすることのできる商品だ、と語ります。

アフラック千葉総合支社長の長野未来さん

 代理店(アソシエイツ)の吉田さんは、これまで加入者から連絡があるのは、がんと診断され、給付金の申請手続きをする段階からだったと現状を指摘。新商品により「診断前から治療後に至るまで、長い間お客様をサポートできるようになるのが素晴らしいと思います」と、これまで以上に接点が増えることを歓迎していました。

「アフラック全国アソシエイツ会」の吉田雅俊会長

 次に、アフラックが2022年7月に20代~70代のがん患者1000人を対象に実施した、がん患者の悩み・不安に関する実態調査の結果が示されました。それによると、がんに関する悩みや不安を誰かに相談することが難しい、もしくは抵抗があると答えた人は、全体の60.3%。

 そのため、これらのことを「気軽に相談できる場所が欲しい」と考える人は65.8%、また様々な悩みを「網羅的に相談できる場所が欲しい」と回答した人も62.2%にのぼりました。相談しやすい、ワンストップの場所を求めていることが分かります。

がん患者を対象にした調査結果

 そして、がんに関する不安を軽減するためには「正しい情報を得ること」だと答えたのは86.9%、「自分に合った情報にたどり着けること」と答えた人も87.9%と多く、多種多様な情報から取捨選択に苦労している様子も浮き彫りになりました。

 新たに導入される「アフラックのよりそうがん相談サポート」は、2023年1月23日より正式に提供されることになっていますが、現在試験的な運用をしているとのこと。実際に担当している中村さん(元看護師)からは「相談される方からは、治療のことだけではなく、ご家族のことや仕事のこと、考えなくてはならない不安や悩みが絡まっている」という印象だそうです。

「アフラックのよりそうがん相談サポーター」中村香織さん

 たとえば「治療を受けていく中で、見た目はどう変化するのか」だとか、治療中「副作用が出た時に、子どもの世話はどうしたらいいのか」といった悩みを相談されるとのこと。また「そもそも、誰に何を相談していいのか分からない」と混乱している方も見受けられ、それに寄り添って心を解きほぐしていく必要性を感じているそうです。

 続いてテレビCM4種類が披露され、出演した櫻井翔さんと小池栄子さんが登場。トークが繰り広げられました。

 まずはCM撮影について。櫻井さんはアフラックの顔として数々のCMに出演していますが、小池さんは今回、新サービスの「アフラックのよりそうがん相談サポーター」役で出演。バラエティなどでの共演はあるものの、こうしてCMやドラマで共演するのは「実は初めてかもしれない」とお互いに発言していました。

 年齢的にも同世代でデビューも1年違いということから、お互いの姿に刺激を受けつつ過ごしてきたというお2人。櫻井さんはCMについて「撮影では小池さんのお芝居を見ないままだったので、こうして完成したCMを見て、頼りになるというか、相談したくなる、というような小池さんですね」と語り、小池さんも「光栄です」と応じます。

 小池さんは「全体的にとっても温かくて優しいCMになった、櫻井さんさすがだな、と思いました」との感想とともに「櫻井さんが歩いてるシーンで、私がさりげなく映ってるの分かりました?」と櫻井さんに質問。櫻井さんは「いや、分かってない!」と驚き、実際どこに映っているのか確認してみることに。

 保険の様々な特徴やサービスを表す人たちが周囲にいる中、櫻井さんが歩いてくるシーンの隅を見てみると、確かに「アフラックのよりそうがん相談サポート」のデスクで仕事をする小池さんの姿が。「まるで『小池を探せ』ですね」と、櫻井さんも非常に驚いていました。

小池さんの姿を探せ!?

 新商品の大きな特徴である「アフラックのよりそうがん相談サポート」について、興味深く思った櫻井さんはCM撮影中、アフラックの方に「根掘り葉掘り質問してしまった」そう。

 「がん保険というと、経済的な保障の部分での支えは大きいんですけど、実際に自分の身に何かあった、という時にプロの方に相談できるのは、気持ちの面で本当に大きいと思ったので。そこに一番驚きました」

 小池さんは、CMでサポーターを演じていることから「本当に大切な役割だと思いましたね」と話します。「家族だからこそ言えないという悩みもありますし、人それぞれ違う悩みを、専門的な知識を織り交ぜながら相談できる、そして気軽に何でも相談できるというのは頼もしいと思いました」という感想を口にしていました。

 続いては商品のサービスにちなんで「サポート」というお題でトークを展開。小池さんが「だんだん年下の子から相談されることが増えてきて」と語ると、櫻井さんも「後輩が増えてきたので、相談するよりされることが増えてきましたね」と、徐々にポジションの変化を感じているようです。

 ご自身が生活する中での「日常サポートアイテム」は?という質問では、それぞれ朝・昼・夜の時間帯に分けての回答が披露されました。

 櫻井さんは朝に「ストレッチポール」、昼に「新聞」、そして夜にはコンポで「音楽」を流し、テレビで暖炉の映像を流しているのだとか。ストレッチポールは、寝起きに背中や腰を伸ばすのに使っているのだそうです。

櫻井翔さん

 小池さんは、朝に「部屋の片付け」、昼に「頭が冴えるホットコーヒー」、夜に「ゆっくり浸かるお風呂時間」というラインナップ。朝の片付けは、疲れて帰ってきてからだと後回しにしてしまうので、ちょっと気になった部分を軽く片付けるように習慣づけたのだとか。

小池栄子さん

 最後に改めて新商品について、小池さんは「CMにも出てきた『がん保険にでできることを、もっと』というコピーがとても印象的でした。がん保険の集大成となる商品に関われたことを、とても嬉しく思います」と結びました。

 櫻井さんは、これまでCMで多くのがんを経験された方と対談してきた経験を引いて「ある日突然日常が変わってしまうような不安、治療する中で選択を迫られることやお仕事のこと、たくさんのことが絡まり合ってるんだと強く感じていました」と発言。

 そこで「がんの診断を受ける前から、何でも相談できる方がいるというのはとても心強いと思います」と、新しい「アフラックのよりそうがん相談サポート」が、支えになってくれるのではないかと語っていました。

 アフラックの「「生きる」を創るがん保険 WINGS」は、2022年8月22日に発売予定。「アフラックのよりそうがん相談サポート」はHatch Healthcare株式会社より、2023年1月23日からサービス提供開始予定となっています。

取材協力:アフラック生命保険株式会社

(取材・撮影:咲村珠樹)