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幼児語は記録に残して 耳が聞こえない母の呼びかけに2千件超の幼児語録が届く

 小さい子どもの時期特有の「幼児語」。覚えた言葉を一生懸命話そうとするも、まだ上手に発音できない様子は大変ほほえましく、聞くだけで幸せな気持ちになりますよね。

 一児の母であり、耳の聞こえない「うささ」さんは、娘さんの幼児語を聞く事が出来ませんでした。こうした経験からツイッターにて「なんでもいいから記録に残してほしい」と呼び掛けると、投稿を見たママパパらから多くの幼児語が寄せられ、その数なんと2000件超。何とも尊みを感じる返信欄になっています。

  •  寄せられた幼児語を一部抜粋すると、「ぼーぼーしゃ(消防車)」「あいすくむり(アイスクリーム)」「ゆきだだだ(雪だるま)」「いっちゃっちゃい(いってらっしゃい)」など。こうした文字を見るだけでも、つい頬が緩んでしまいますね。

     うさささんの娘さんは現在4歳で、もちろんこうした幼児語を話していたのでしょうが、うさささんはそれを聞く事が叶わず。いつも「読唇+予測+状況判断」から正しい言葉に変換されていたため、常日頃から幼児語を知りたいと思っていたのだそう。

     そんな折、たまたま幼児語を載せているツイートを発見。内容を見て深く癒やされたことから、「もっと知りたい!」と思う気持ちと、「後々見返せるように、どんな形でもいいから記録に残して欲しい」と呼び掛けたい気持ちからツイートしたところ、予想を遥かに超える大きな反響が寄せられました。

     返信された「幼児語録」ひとつひとつに目を通していると、「思わず顔がニヤけてしまった」と、うさささん。加えて「娘もきっと同じようなことを言ってるのだろうなぁ」と、目で見る文字でありながら、確かに聞こえる言葉をほほえましく感じたそうです。

     うさささんの呼び掛け通り、出来る方はこの時期ならではの幼児語をたくさん記録しておくことをオススメします。なぜなら光陰矢の如し。子どもはあっという間に成長し、いつの間にかしっかりと話すようになるため、記録をしておかないとすぐに忘れてしまうものなのです。

     実際に今回のツイートの返信欄にも「もっとあったけれど思い出せない」といった声が多く寄せられていました。手書きでも、スマホのメモでも、ツールは何だってかまいません。子どもが大きくなった時に見返せば、きっと素晴らしい思い出の記録になるはずです。

    <記事化協力>
    うさささん(@usasa21)

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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