ポケモンシリーズ最新作「スカーレット・バイオレット」にて多くのプレイヤーを驚かせた「パラドックスポケモン」。過去作のポケモンたちの、未来・古代の姿はとても衝撃的でしたが、登場したのはごく一部のポケモンのみ。となれば、もしもあのポケモンがパラドックス化したら……と考えたくなってしまうのがファンの性というものです。

 そんな想像のもと、「サン・ムーン」の御三家ポケモンとして知られる「モクロー」のプラモデルを、未来の姿に変化させたのはツイッターユーザー「ヤス」さん。LEDにより緑色に光る目や、スラスター内蔵の翼などによるメカメカしい見た目は、ファンアートながらそのままゲームに登場しても全く違和感がない程の出来栄えです。

 1000種類以上いるポケモンの中でも、特にモクローに愛着を感じているというヤスさん。もちろんスカーレット・バイオレットもプレイしており、ちょうど手元にモクローのプラモデルを有していたことから、ミライパラドックス化してみることにしたのだそう。

 全体をメタリック調に塗装した他、目はドットグラフィック風に穴を開けて裏からLEDで照らしたり、翼はガンプラから流用するなど、さまざまな工夫が見られますが、中でも特にこだわったと話すのはミライポケモンの体の一部に見られる、ラメのようにキラキラと輝く部分。

全体はメタリック塗装

翼はガンプラからの流用にて再現

 ヤスさんはこれをモクローの首元にある蝶ネクタイのような葉っぱと、背部のしっぽにて再現しており、パーツはレジンを用いて自作するという手の込み具合。大好きなモクローを改造するだけあり、並々ならぬ気合いが伝わってきます。

レジンによるクリアパーツを自作

 完成した作品には「テツノケダマ」という、原作へのリスペクトあふれるポケモン名も。今後DLCなどでゲーム本編に新たなパラドックスポケモンが登場することも予想されますが、もしもモクローが登場したら、本当にこんな姿かもしれませんね。

 投稿には2万件を超える「いいね」のほか、「テツノマルミ」「くさ、でんきタイプかな」と、実装時のポケモン名やタイプを予想するコメントも。推しのポケモンをパラドックス化することは、すでに一部ポケモンファンの間で盛り上がりつつありますが、今後さらにその流れが加速しそうです。

<記事化協力>
ヤスさん(@yms192455631)

(山口弘剛)