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あのテーマソングが脳内再生される……「ハトが舞うスノードーム」に反響

 「ゆるい作品を創り続ける」をコンセプトに活動するアートユニット「現代美術二等兵」のメンバーである「ふじわらかつひと」さんが、新作をツイッターで公開しました。

 作品のタイトルは「ハトが舞うスノードーム」。

 添付の動画には、無数のハトが白いビルの周りを縦横無尽に舞う様子が見られますが……なぜか特定のテーマソングが脳内で自動再生されている方が続出しているようです。

  •  そう、これはかつて放送されていた「ロート製薬株式会社」の番組オープニングキャッチを再現したもの。一度聞いたら忘れられない「ロート、ロートロート~」という歌詞や軽快な音楽と共に、ロート製薬社屋をバックにハトが飛ぶ映像はきっと誰もが強く記憶しているのではないでしょうか。

    BGMが脳内再生される

    ■ ハトの色や形にもこだわりが

     ふじわらさんはかつて「猫砂スノードーム」という、実際に商品化された作品も手掛けており、その延長で「スノーではないスノードームが作れないかな?」と思案していたところ、自身の思い出として印象的なあのオープニングキャッチを再現するというアイデアを閃いたのだそう。

     ロート製薬社屋やハトは、資料を参考に3Dモデリングし、3Dプリンターで出力したもの。現在は改修されたため、社屋外観は異なりますが、この「ロート」と大きく書かれたビジュアルが印象に残っている方も多いと思います。

     また、周辺を舞うハトは、形2種類×サイズ2種類に、色も4種類を用意。これはふじわらさんが特にこだわったと語るポイントで、その効果でより奥行きを感じるような工夫がなされています。

    ■ 作品にはロート製薬公式ツイッターアカウントも反応

     目の付け所が大変秀逸な作品には、2万件を超える「いいね」のほか、ロート製薬の公式ツイッターアカウントも反応するなど、大きな反響が。お茶の間でテレビに夢中になっていたあの頃を思い出し、懐かしさを感じた方が多くいたようです。

     ふじわらさん自身は「かなり実験的な作品で、まだまだ調整の余地がありますね。もっとゆっくりハトが降りてくるようにしたいです」と、その仕上がりに納得がいっていない様子。もしかすると今後、改良を重ねた作品が見られるかもしれませんね。

    <記事化協力>
    現代美術二等兵ふじわらかつひとさん(@f2touhey
    ロート製薬株式会社

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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