子どもの頃の夢をミニチュア作品で叶えたのは、Twitterユーザーのyuriさん。様々なものを1/12スケールで作り続けているミニチュア作家です。

 投稿された動画ではクレープを作るようすが紹介されていますが、ミニチュアだとは思えないほどあまりにリアル。動画を見た人たちからも「美味しそう!」などの声が寄せられています。

 yuriさんは子どもの頃になりたかった職業のうちの1つがクレープ屋さんだったそう。動画では、指先で小さい道具をつまんでクレープを綺麗に丸く伸ばしたり、こんがり焼き上がったクレープの生地にクリームを絞って盛り付けたりと、本格的。すべて樹脂粘土で作られているとは思えないクオリティーです。

指の先で小さい道具をつまんでクレープを綺麗に丸く伸ばす

こんがり焼き上がったクレープの生地

すべて樹脂粘土で作られている

 「作ってほしい!」と、ファンからのリクエストも多かったという今回のクレープ作り動画。ツイートでは「ミニチュアを作っていると何屋さんにもなれるので夢が叶ったような気持ちになれます」と、ミニチュアの魅力について語っています。

12分の1サイズのクレープ屋さん

■ 1/12サイズで再現するのは至難の業

 yuriさんに詳しく聞くと、動画の構想やミニチュアの試作から制作、動画の撮影や編集など、完成までにかかった日数は約5日。本物のクレープと同じように作っていく過程をミニチュアで再現して撮影するのは非常に大変で、かなり時間がかかったといいます。

 特に大変だったのは、やはりクレープ作りの部分。クレープ用のトンボを使用して生地を薄く伸ばしていく工程は本当に難しかったそう。たしかに、実際のクレープの生地ですら薄くて破れやすかったりしますからね。yuriさんも「1/12サイズで再現するのは至難の業だった」と振り返ります。

■ クレープを焼いているシーンは必見

 こだわった部分は生地を焼いているところ。「グツグツ、プクプク、動いている部分を見てもらえたら嬉しい」とのこと。動画ならではの楽しいシーンと、オススメしています。あらためて動画を見てみると、細かく動いているのが分かります。ジューッと焼かれている音と映像が見事に融合しており、思わず見入ってしまいます。

クレープを焼いているシーンは必見

 今後は揚げ物や中華料理、ケーキやパンなど、いろいろなものに挑戦していきたいと語るyuriさん。これから1/12の世界でyuriさんが何屋さんを開店するのか、どのような職業に就くのか楽しみです。

<記事化協力>
yuriさん(@BonneChanceYuri

(佐藤圭亮)