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給食のわかめご飯が好きだった方へ……山本ゆりさんが再現レシピ考案

 学校給食の人気メニュー「わかめご飯」。懐かしのあの味を再現したレシピを、料理コラムニストの山本ゆりさんが公開し、X(Twitter)で大きな注目を集めています。

 筆者にとってももちろん、わかめご飯は大好きだった給食メニューのひとつ。思い出の味にどれほど近いのか、実際に作って検証してみたいと思います。

  •  今回の再現レシピは、なんでも山本さんが以前公開したレシピに寄せられた「家であの味が再現出来ない」というコメントを元に、考えられたものなのだそう。

     たしかに、ふりかけタイプのわかめご飯の素は市販されていますが、戻る前に食べてしまってガリっとした食感が残っていたり、誤って入れすぎるとしょっぱくなってしまったりと、なかなか再現とはならないんですよね。

     かといって、わざわざ炊飯器を使って、ご飯に下味をつけて……など、手間をかけたくないのが本音のところ。事前にレシピをチェックしましたが、どうやら面倒な手順はなく、基本的には材料を混ぜ込むだけで良いようです。必要なものは以下の通り。

    材料【二人分】
    ・温かいご飯……1合分(約300g)
    ・乾燥わかめ……大さじ2(4~5g)
    ・塩、顆粒和風だしの素(ほんだし……各小さじ1/2
    ・(あれば)白いりゴマ……小さじ2

    ご飯、わかめ、塩、顆粒だし、白ごま

    ■ 作り方は超簡単 材料を混ぜるだけ

     材料を用意して、早速調理開始。まずは乾燥わかめを水で約5分戻します。時間を少しでも短くしたい場合は、水大さじ4をかけて、ラップ無しで50秒ほどチンしてもOKとのこと。

     戻したら、絞って水気を切ったのち、包丁で細かく刻みます。あとはこれを温かいご飯に乗せ、塩、顆粒和風だしの素、白いりゴマと共に混ぜ込みます。なんとたったこれだけの手順で完成。早すぎです。

    わかめを戻したら材料全て白ご飯に混ぜるだけ

     油を使っておらず、崩れにくいので、おにぎりにしてもOK。とにかく忙しい時や、時間がない朝にももってこいの時短メニューでしょう。

    あっという間に完成しました

    ■ 子どもの頃食べたかった「理想の贅沢わかめご飯」という感じ

     さて、肝心の味の方はどうでしょうか。ひと口食べてみると……だしとゴマの香りがフワッと広がり、とても懐かしく優しい味。軽めの塩っ気がアクセントになり、深みが感じられます。

    深みがあって優しい味わい

     給食の味を再現しつつも、わかめたっぷりでボリュームアップ。コリコリとした食感もしっかり感じられ、とにかく次から次に箸が進みます。どちらかと言うと、子どもの頃食べたかった「理想の贅沢わかめご飯」と表現した方が適切かも。

     あの頃にこのわかめご飯が給食で出てきたら、間違いなくおかわり争奪戦になっていたでしょうね……と感じるくらいおいしいです。元々二人分の量でしたが、気付けばあっと言う間に完食してしまいました。ごちそうさまでした!

    あっという間に食べ切りました!

     食べる分だけ混ぜ込むので、炊飯器に白ご飯を残しておけるのも〇。また、塩を無くして鮭フレークを混ぜて鮭わかめご飯にしたり、しらすを混ぜてしらすわかめご飯、ゆかりを混ぜるのもおすすめだそう。次回はこの食べ方を試してみたいと思います。

    <記事化協力>
    山本ゆりさん(@syunkon0507

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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