三島食品が製造販売する赤しそのふりかけ「ゆかり」といえば、白ごはんのお供として用いるのが一般的ですが、実は飲み物にアレンジ可能なのだそうです。レシピサイト「つくりおき食堂」で知られる若菜まりえさんが、自身のXで紹介したのは、「ソルティゆかり」なるドリンク。

 まりえさんのサイト自体は何度も利用させてもらっていますが、さすがにこれは目を疑うレシピ。「ほどよい塩気とシュッとした香りに癒やされます」とのことですが……果たして本当においしいのか、実際に作って確かめてみることにしました。

 「ソルティゆかり」の調理に必要な材料は以下の通り。

・氷水……100g
・ゆかり……小さじ2分の1
・砂糖……小さじ1と2分の1

お馴染みのゆかりふりかけ

 作り方もいたって簡単で、コップに注いだ氷水にゆかりと砂糖を加えて溶かし、ゆかり色に染まるまでかき混ぜたら完成です。

氷水にゆかりを入れる

砂糖を入れる

 特別な調味料を使うわけでもなく、調理もサッとできる点はうれしいポイントですが……本当においしいのかはいまだ半信半疑。いったいどんな味になるのか想像もできません。

馴染むまでよくかき混ぜる

ソルティゆかり、完成!

 早速ひと口飲んでみると……思わず「おいしい!」と声が出るタイプではないかもしれませんが、なんだかクセになる味わいです。何気なくゴクゴク飲めてしまいます。馴染みある味わいというか、なんというか。投稿には「子どもの頃に大好きだった飴、小梅ちゃんを思い出します」とありましたが、なるほど、たしかにそんなニュアンスが感じられました。

 おそらくゆかりのみだと、塩味が強すぎるものと思われますが、砂糖を使用しているおかげでほんのり甘く、飲みづらさは感じませんでした。それでもしょっぱいと感じる方は、砂糖の量を少し増やすなど調整してみても良いでしょう。

 すっきりとした飲み口で、これから迎える暑い時期に、まさにうってつけ。熱中症対策として塩分チャージも出来て一石二鳥です。「普段の飲み物に飽きてきたなー」という時に、ふと飲みたくなるような……そんな味わいでした。

すっきりとした飲み口で、これから迎える暑い時期に、まさにうってつけ

 投稿の返信欄には「紫蘇ジュース」と例える声も見られましたが、個人的にそれとは味が異なるように感じられたため、別物と考えたほうが良いかもしれません。やはり「ソルティゆかり」というネーミングがしっくりくる飲み物です。

 このほかに多く寄せられていた「炭酸水で割ってもおいしそう」という声についてはたしかにそう。次回は炭酸水を買ってきてまた飲んでみたいと思います。

 それにしても、まさかゆかりふりかけが本当に飲み物にアレンジできてしまうとは。まさにゆかりの可能性は無限大、と言えそうです。

【つくりおき食堂 若菜まりえさん】
忙しくても料理を楽しみたい、手作りのごはんを味わいたい方に向けて「何度でも作りたくなる、満たされるおいしさと手軽さ」をお届けする時短料理研究家、タイパ料理家。「つくりおき食堂」では、まとまった時間がとれない忙しい方でも作り置きライフが続けやすいように、スキマ時間にサッと作れてパッと味が決まる時短おかずを紹介中。多数の広告・タイアップや、メディア出演および講師実績を持ち、SNSのフォロワー数は61万人を超えるなど、多方面で支持を集めている。

つくりおき食堂 若菜まりえさん

<記事化協力>
つくりおき食堂まりえさん公式X(@mariegohan
つくりおき食堂

(山口弘剛)