3人組ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」は6月13日、公式Xに「大切なお知らせ」を投稿。

　6月12日に公開した新曲「コロンブス」のミュージックビデオを公開停止したことを発表しました。停止理由は「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため」と説明しています。

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　「コロンブス」のミュージックビデオは、バンドメンバー3人がコロンブス、ナポレオン、ベートーベンを想起させる人物にそれぞれ扮し、ある島で出会った「サル」に文明を伝える内容。その中でサルに人力車を引かせる場面などがあり、植民地主義を想起させるとSNSで物議を醸していました。

　こうした問題を受け、所属レコード会社の「ユニバーサルミュージック合同会社」は13日午後にコメントを発表するとともに、ミュージックビデオの公開停止を決定。「当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。

「大切なお知らせ」

　同日午後4時には、改めて「Mrs. GREEN APPLE 『コロンブス』ミュージックビデオについて」と、お知らせを更新。ボーカル・ギターを務める大森元貴さんが、自ら映像の意図を説明しています。

「Mrs. GREEN APPLE 『コロンブス』ミュージックビデオについて」

　コメントの中で「決して差別的な内容にしたい、悲惨な歴史を肯定するものにしたいという意図はありませんでした」としながらも「あらゆる可能性を指摘して別軸の案まで至らなかった我々の配慮不足が何よりの原因です」と、自らの不備を認め、寄せられた意見を真摯に受け止める意向を示した大森さん。

　最後に「この度は本当に申し訳ございませんでした。以後このようなことが無いよう、細心の注意を払い、表現することに対して誠実に、精進してまいりたいと存じます」と、重ねて謝罪を行いました。

＜参考・引用＞
Mrs. GREEN APPLE公式Xアカウント（@AORINGOHUZIN）
Mrs. GREEN APPLE公式HP「Mrs. GREEN APPLE 「コロンブス」ミュージックビデオ公開停止に関して」
「Mrs. GREEN APPLE 「コロンブス」ミュージックビデオについて」

（山口弘剛）