Xユーザー「アンタデス」さんが投稿したフィギュアの写真に5万件超のいいねが寄せられています。水着の美女がバケツの水をかぶる様子が何とも涼しげですが、一体なぜここまでの注目が?
その秘密は材料にありました。なんとこのフィギュア、プラモデルの廃材ランナーから作られているんです。これはにわかには信じがたいビフォーアフター……。
アンタデスさんは趣味で制作したプラモデルをSNSにアップする傍ら、廃材ランナーを使ったフィギュアも投稿。ヒートペンという道具を用いて、11年前から作り始めたフィギュアでしたが、今ではここまでの腕前に上達しました。
制作に使用するランナーは全て、自身がプラモデルを作った後に出たものや、部品をなくして作れなくなったものを確保して再利用。模型SNSで上手い方の作例を見たことが、始めたきっかけとのことですが、何とも時代に即したエコな取り組みと言えるのではないでしょうか。
制作するフィギュアの大きさは、全高7cmほど。これは24分の1サイズのカーモデルと組み合わせられるようにしていることが大きな理由だそうです。他の投稿にて作例を見ることができますが……たしかにメカと美女って絵になりますよね。
その技術が確かなものであることは、疑いようがありませんが、使う道具にも強いこだわりを持っています。制作に使用するヒートペンは、先端のビットという部品を自作することで、既製品では難しい細やかなタッチが可能に。
透明なランナーを使用した水の表現には、ヘアアイロンで板状にしたりなどの工夫も施されています。まさにアンタデスさんの11年分の知恵と経験が詰まった作品と言えるでしょう。
「前に一度同じポーズで作ってますので、前作よりはよくできたかなと思っています」と、自身も納得の出来栄えとなった本作は、年末に開催予定のコンペに応募する予定で制作しているものとのこと。この水着美女がどのように完成品に活かされるのか、楽しみになってしまいます。
廃材のランナーを溶かしてコネコネしておねえさんをこさえてます😊 pic.twitter.com/9WTCi4sZW9
— アンタデス (@antares00jp66) August 1, 2024
<記事化協力>
アンタデスさん(@antares00jp66)
(山口弘剛)