おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

無料HP……ケータイ小説……「魔法のiらんど」が単独でのサービス運営を終了へ

 株式会社KADOKAWAが運営する小説投稿サイト「魔法のiらんど」が、公式HPおよび公式Xを通じて、2025年3月31日に単独でのサービス運営を終了することを発表しました。今後は同社のWeb小説「カクヨム」へ合併し、サービス内の1ジャンルとして運営を続けていくとのこと。

 「魔法のiらんど」といえば、かつてフィーチャーフォン向けの無料HP作成サービスや、ケータイ小説投稿の草分け的存在としても知られた、往年のネット民にとって馴染み深いサービス。運営終了の一報に、惜別の声が寄せられています。

  • ■ 「魔法のiらんど」への投稿作品は「カクヨム」への移行が可能

     案内によると、「カクヨム」への移行は本日9月26日より開始されているとのこと。

     カクヨムに新しく「魔法のiらんど」ジャンルが追加されており、魔法のiらんどユーザーが引き続きサービスを利用する場合は、「魔法のiらんど」で投稿作品のバックアップ、「カクヨム」で作品のインポートが必要となるそうです。

     詳しい方法は魔法のiらんど内の「『カクヨム』への作品お引越しガイド」を参照。引き続きサービスの利用を検討しているユーザーは、魔法のiらんどのサービス終了となる2025年3月31日までに、作品の移行を完了しておくようにしましょう。

    「魔法のiらんど」運営からのお知らせ

    ■ かつて「魔法のiらんど」を利用していたユーザーから惜別の声が続々

     サービス終了の一報に、かつて「魔法のiらんど」を利用していたユーザーからも、反応が続々。「ケータイ小説という世界を教えてもらえた場所」といったコメントが相次いで寄せられています。

     無料HP作成やケータイ小説以外にも、着メロやゲームなどさまざまなサービスを展開してきた魔法のiらんど。時代の流れとはいえ、慣れ親しんだサービスが終了するのは、やはり寂しいものですね。

    <参考・引用>
    【公式】魔法のiらんど(@mahonovel
    魔法のiらんど公式HP「【重要】「魔法のiらんど」は2025年3月31日にサービス終了し、「カクヨム」と合併します
    ※掲載画像は魔法のiらんど公式Xおよび公式サイトのスクリーンショットです。

    (山口弘剛)

    あわせて読みたい関連記事
  • 「カクヨム」短期間の大量投稿に注意喚起 背景にAI生成作品の急増か
    インターネット, 社会・物議

    「カクヨム」短期間の大量投稿に注意喚起 背景にAI生成作品の急増か

  • センター長が又市に!「都市伝説解体センター」と角川文庫が期間限定コラボ
    ゲーム, ニュース・話題

    センター長が又市に!「都市伝説解体センター」と角川文庫が期間限定コラボ

  • 「gooポータル」28年の歴史に幕 1997年から続いた“ネットの玄関口”が2025年11月に終了へ
    インターネット, サービス・テクノロジー

    「gooポータル」28年の歴史に幕 1997年から続いた“ネットの玄関口”が20…

  • ガンホー「ケリ姫スイーツ」2026年1月末に終了 2012年配信開始から13年
    ゲーム, ニュース・話題

    ガンホー「ケリ姫スイーツ」2026年1月末に終了 2012年配信開始から13年

  • 「おしえて!ギャル子ちゃん」が約4年ぶりに連載再開 ComicWalker内「アパンダ」にて第116話公開
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    「おしえて!ギャル子ちゃん」が約4年ぶりに連載再開 ComicWalker内「ア…

  • 将棋倶楽部24、2025年末でサービス終了 27年の歴史に幕
    ゲーム, ニュース・話題

    将棋倶楽部24、2025年末でサービス終了 27年の歴史に幕

  • 匿名質問文化を支えた「Peing-質問箱-」終了 2017年の誕生から8年
    企業・サービス, 経済

    匿名質問文化を支えた「Peing-質問箱-」終了 2017年の誕生から8年

  • KADOKAWA、がおう氏の書籍絶版・配信停止を発表 未成年トラブル報道受け
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    KADOKAWA、がおう氏の書籍絶版・配信停止を発表 未成年トラブル報道受け

  • 時代の節目「goo辞書」が終了 SNSでは惜しむ声
    企業・サービス, 経済

    時代の節目「goo辞書」が終了 SNSでは惜しむ声

  • ドコモ絵文字
    インターネット, サービス・テクノロジー

    iモード全盛期の象徴「ドコモ絵文字」消える 6月以降の新機種から非対応に

  • 山口 弘剛‌Writer

    記事一覧

    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • パワーアップした「セブン‐イレブン 福袋 2026」 予約受付が11月18日開始
    商品・物販, 経済

    パワーアップした「セブン‐イレブン 福袋 2026」 予約受付が11月18日開始…

  • ミニ四駆「レーサーズボックス」がトミカサイズに あの日のワクワクがよみがえる
    商品・物販, 経済

    ミニ四駆「レーサーズボックス」がトミカサイズに あの日のワクワクがよみがえる

  • あなたならどうする?3歳とのババ抜きで丸見えのジョーカーに母、葛藤
    インターネット, おもしろ

    あなたならどうする?3歳とのババ抜きで丸見えのジョーカーに母、葛藤

  • エレコム、モバイルバッテリーの「PSEマーク」確認を呼びかけ 特にネット購入時は注意
    インターネット, 社会・物議

    エレコム、モバイルバッテリーの「PSEマーク」確認を呼びかけ 特にネット購入時は…

  • 「食べられる鉱物」誕生 透明感までも再現した甘くて美しいアメシスト
    インターネット, びっくり・驚き

    「食べられる鉱物」誕生 透明感までも再現した甘くて美しいアメシスト

  • 「カクヨム」短期間の大量投稿に注意喚起 背景にAI生成作品の急増か
    インターネット, 社会・物議

    「カクヨム」短期間の大量投稿に注意喚起 背景にAI生成作品の急増か

  • トピックス

    1. 汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      屋内と屋外で寒暖差が大きく、着る服に悩みがちなこの季節、SNS上で「エアリズムの上にヒートテックを着…
    2. 「ドラクエ7リメイク」にキーファ再会エピソード追加 衝撃展開にSNSでは「恨み節」も

      「ドラクエ7リメイク」にキーファ再会エピソード追加 衝撃展開にSNSでは「恨み節」も

      2025年11月12日午前7時に配信された「State of Play 日本」にて、「ドラゴンクエス…
    3. アカウント1の投稿

      【前編】それでも私は、書くことを選んだ―― Temu不審アカウントに挑んだ無名記者の記録

      ある日の調査作業の過程で、SNS「X」上において、急成長中の越境EC大手「Temu」のサポート担当を…

    編集部おすすめ

    1. 床掃除はおまかせ!「モップ機能つき生ルンバ」と化すビションフリーゼがかわいい

      床掃除はおまかせ!「モップ機能つき生ルンバ」と化すビションフリーゼがかわいい

      頭をぐりぐり動かしながら、床の上を滑っていく1匹のワンちゃん。飼い主さんが「モップ機能つき生ルンバ」と呼ぶビションフリーゼ・せとくんの動画が…
    2. 工場労働者2138人、1万時間の作業映像をオープンソース化 ロボット向け学習に活用

      工場労働者2138人、1万時間の手作業映像をオープンソース化 ロボット向け学習に活用

      工場向け自動化ロボットの研究開発を行うテクノロジー企業、Build AIが、工場労働者2138人による合計1万時間の作業映像をオープンソース…
    3. お菓子の家……ならぬ「つまみの家」誕生 お酒が進むオトナの創作料理

      お菓子の家……ならぬ「つまみの家」誕生 お酒が進むオトナの創作料理

      「解体しながら飲む」が合言葉。童話でお馴染みの「お菓子の家」を、そのまま大人向けに置き換えたような、その名も「つまみの家」がXに登場しました…
    4. 作業でたき火を燃やす新感覚クリッカー「たき火と猫」登場 癒やしと集中を両立するチル系ゲーム

      作業でたき火を燃やす新感覚クリッカー「たき火と猫」登場 癒やしと集中を両立するチル系ゲーム

      作業中に「猫」と「たき火」の癒やしを感じながら集中できる……そんな新感覚のゲーム「たき火と猫」のSteamストアページが公開されました。本作…
    5. アカウント1の投稿

      【後編】それでも私は、書くことを選んだ―― Temu不審アカウントに挑んだ無名記者の記録

      ※この記事は前編からの続きです。前編では、Temuを名乗る複数のアカウントを調査する中で見えてきた構図をお伝えしました。ここからは、Temu…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト