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前澤友作さん、新SNS立ち上げへ 偽広告問題に危機感

 実業家の前澤友作さんが、新しい国産SNSの立ち上げに向けて、Xで共に起業するメンバーの募集を開始しました。

 前澤さんは「お金とリソースと影響力をすべて提供するので、情熱とアイデアのある人、新しいSNS作りませんか?」と呼びかけています。

  • ■ 前澤さんが掲げる「理想の条件」

     前澤さんのポストによると、新SNSの構想には以下のような特徴が盛り込まれています。

    1.ユーザー全員が株主に
     ユーザーにSNS事業主体の株式を持ってもらい、ユーザーと共に成長できるプラットフォームを目指す仕組みを構想。

    2.全ユーザーの本人確認
     匿名・実名にかかわらず、裏側ではマイナンバーカードや運転免許証などで本人確認を実施。

    3.AIを平和的にフル活用
     サービス改善や安全対策等にAIを積極活用。

    4.詐欺広告・誇大広告は排除
     違法な広告は一切許さない運営方針。

    5.健全な投稿環境の維持
     誹謗中傷やデマ、差別・ヘイトスピーチなど、法律や規約に反する投稿がないプラットフォームを目指す。

     応募はGoogleフォームで受け付けており、前澤さんは「すぐにでも立ち上げたい」としています。

    ■ 背景にあるのは偽広告問題か

     この呼びかけの背景には、前澤さんや自身が立ち上げた投資サービス「カブアンド」を名乗る偽広告の急増があるものと見られます。最近では、AIで生成したと思われる本人そっくりの映像や音声を使い、高額リターンをうたって個人情報や金銭をだまし取ろうとする詐欺が横行しているのを、見たことがある方も多いことでしょう。

    自身の偽広告に強い憤りを露わにする前澤さん

     前澤さんはこのような広告について、「外資SNS各社は売上を優先し、日本で詐欺被害が拡大している違法広告を野放しにしている」と強く批判。特にMeta社(Facebook、Instagram)には削除を繰り返し要請しているものの、似た広告が再び表示されるいたちごっこが続いており、現在訴訟も進行中だといいます。

     こうした事態を重く受け止め、詐欺広告や違法コンテンツのないSNSの必要性を痛感した前澤さんは、「ユーザーと共に成長できる安全なプラットフォーム」を目指し、今回の新SNS立ち上げを決意。「共感できる方はぜひ一緒に」と広く呼びかけています。

     国産SNSといえば真っ先にmixiが思い浮かびますが、どのような差別化が図られるのか、そして前澤さんの構想がどのような形で実現するのか、多くの注目が集まりそうです。

    <参考・引用>
    前澤友作(@yousuck2020

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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