趣味を持つ人なら憧れる、好きなもので埋め尽くされた趣味専用の部屋。本、ゲーム、楽器、絵画、彫刻など自分の好きなものに囲まれながら休日を過ごしてみたいものです。
「飛行機オタク」を名乗るXユーザーの「グロジー2nd」さんも、そんな趣味人の1人。飛行機が大好きすぎた結果、なんと家の中に「機内」を作り出してしまったのです。
グロジー2ndさんがこのほどXに投稿したのは、自宅の一室に作り上げたという「飛行機の機内」の画像。
丸型の窓がはめ込まれた壁で左右を囲われ、飛行機のシートが整然と並ぶその空間は、まさに「機内」としか表現しようがない空間。
天井や壁が見切れているためかろうじて「一般住宅の一室」ということが分かりますが、もしそれがなければ、多くの人が飛行機の機内を撮っていると思うに違いありません。というよりその見切れがあっても「え、本当に家の中?」と疑う気持ちが晴れないです。
グロジー2ndさんの“自室”を収めた投稿には「たまらねぇ 男の浪漫」「再現度がぶっ飛んでる」「この人本物だぁ…(感激)」といった衝撃のコメントが多数寄せられ、いいねも10万件を超えています。
好きな飛行機にいつでも乗りたい、住んでみたいという熱い思いから、この「機内」を作り始めたというグロジー2ndさん。
自宅に2つある6畳間のうちの1つを使って、2020年ごろから製作を開始。ネットオークションや航空機の部品などが購入できる「航空ジャンク市」を活用して座席や窓を買い集め、5年近くかけて現在の状態に仕上げたそう。かかった予算は正確なところは不明なものの、100万円を越えるとグロジー2ndさんは話します。
さらにこの部屋はただ単に機内を再現しただけではなく、窓の裏側にPCにつないだモニターを設置することで、窓外の風景を映し出すという仕組みも用意。
この仕組みのおかげで、実際に飛んでいる飛行機の中にいるかのような気分まで味わえるというのです。
飛行機好き垂涎の趣味部屋は、グロジー2ndさんにとっての憩いの空間。日替わりで座る席を変えて食事をしたり、テレビやiPadで動画を見るなどして過ごしているとのこと。何気ない日常のワンシーンも、この「機内」で行うというだけで特別なものになりそうですね。
かなりの反響を呼んでいるグロジー2ndさん宅の「機内」ですが、実はまだまだ完成途中。今後の予定について「大きな部分だと頭上の荷物棚とエントリードアを付けたいです。(予算・重量・配送などの理由で難しいですが)」と明かしてくれました。
最終的な目標は「航空会社で使っているような本物に近い機内を作りたいです。機外の窓の上に社名や色を塗れるくらいに」とのことで、これからのさらなる進化が楽しみでなりません。
<記事化協力>
グロジー2ndさん(@gloji_2nd)
(ヨシクラミク)