1995年のTVシリーズ放送開始から30周年を迎え、様々な記念企画が展開されている「エヴァンゲリオン」シリーズ。その集大成として2026年2月、横浜アリーナで3日間にわたり開催される一大フェス「EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION」にて上演される新作歌舞伎の配役が発表されました。
すでに発表されていた渚カヲル役の尾上左近さんに続き、主人公・碇シンジ役を、歌舞伎界の若きホープ・上村吉太朗(かみむら きちたろう)さんが務めることが決定。「歌舞伎交響曲第急番 エヴァンゲリオン」はフェス最終日となる2月23日、STAGE AREAで上演されます。
■ 「FFX」や「刀剣乱舞」でも活躍 若手実力派が挑む14歳の碇シンジ
今回碇シンジを演じる上村吉太朗さんは、2001年生まれの24歳。伝統的な古典歌舞伎での活躍はもちろんのこと、近年では「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」でのリュック役や、歌舞伎「刀剣乱舞」での膝丸役など、ゲームやアニメを原作とした作品でもその実力を遺憾なく発揮しており、普段歌舞伎に馴染みのない層からも高い評価を得ている注目の俳優です。
14歳の少年に宿る心や葛藤、揺れ動く感情を吉太朗さんがどう演じるのか。歌舞伎界のプリンス・尾上左近さん演じる渚カヲルとの共演に期待が高まります。
出演決定にあたり、上村吉太朗さんは「この大切な節目のイベントで、大勢の人々を魅了し、どこか共感できるような人間味あふれる“シンジ”をつとめられること、とても光栄で、エヴァンゲリオンと歌舞伎のコラボという初の試みに携わることができますこと、今からとてもワクワクいたします!歌舞伎を通して新たな感動を届けられるよう、渚カヲルをつとめられる左近さんと共に全力で臨みます」と、コメントを寄せています。
■ 豪華制作陣も発表 チケットは11月29日から販売開始
さらに制作スタッフ情報も解禁。本作の脚本・演出は、古典と現代を融合した新作歌舞伎で定評のある戸部和久さんが務めることが発表されました。
振付には、古典から新作まで圧倒的な数の作品を担当している藤間勘十郎さん、音楽の作曲には雅楽師として宮中でも活躍する山田文彦さんが決定しており、まさに「エヴァ×歌舞伎」の融合にふさわしい盤石の布陣となっています。
本公演が行われる「EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION」は、2026年2月21日から23日まで横浜アリーナで開催。会場は、貴重な制作資料展示やバーチャルカメラ体験などが楽しめる展示周遊エリア「EVA EXTRA 30」と、今回の歌舞伎やスペシャルライブが行われる「STAGE AREA」に分かれており、エヴァの30年を多角的に体感できるイベントとなります。
チケットの一般発売は11月29日10時からスタート。チケットの詳細については「EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION」公式サイトで確認可能です。
(C)カラー












































