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株式会社クロス・マーケティンググループ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:五十嵐 幹、東証プライム3675、以下「当グループ」)は、2022年より引き続き、実践女子大学(東京都日野市、学長:難波 雅紀)生活科学部現代生活学科と、PBL(課題解決型授業)※ の取り組みを行いました。今年度は、「自社IPの開発にあたり、女子大生に好まれそうな新しいキャラクターとそれを活用した商品展開」をテーマに、グループ企業の株式会社トキオ・ゲッツ(本社:東京都新宿区、代表取締役:小笠原 亨、以下「トキオ・ゲッツ」)とともに、ビジネス視点に関する学びを提供いたしました。
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※PBL(Project(Problem) Based Learning)は、文部科学省が推進するアクティブラーニングの一つで、正解のない課題を通して問題解決へのアプローチ方法を身につけることなどがその目的です。
■産学連携の経緯
当グループは、基盤となるネットリサーチの強みを活かした生活者理解をはじめ、プロモーションやITソリューション等によるマーケティングの実行支援を通じ、お客様のマーケティング課題の解決支援を事業としています。
現代生活学科では、「生活者」の視点から将来の成長産業である「環境」「メディア」「自立」を軸に、これからの社会で活躍できる人材の育成を目指し、実践的な総合型学習授業を行っています。「環境」は、社会と企業が抱える環境課題を的確に認識することや他者との共生を考えるライフスタイルを、また「メディア」では、メディアを使いこなす技術力と表現力・発想力を身につけることを一つの目標としています。更に「自立」では、地域と個人が自立する社会の実現をめざし企画力・構想力を養うための学びを進めています。
当社の事業と、同学科で実施されている授業「ビジネスプランニング」の親和性が高いことから、2022年より、本取り組みを開始しました。
■本年の具体的な取り組み内容
本取り組みは、2024年度後期の現代生活学科の必修科目「ビジネスプランニング」として学生55名を対象に行いました。トキオ・ゲッツ協力のもと、「自社IPの開発にあたり、女子大生に好まれそうな新しいキャラクターとそれを活用した商品展開」をテーマに実施しました。学生は経営学の基礎などを学んだ後、グループワーク等を経て、テーマに沿ったプレゼンテーションを2025年1月に行いました。プレゼン後には、当グループ社員から学生へフィードバックを行いました。
近年、キャラクタービジネスは、SNSやデジタルコンテンツの普及とともに、幅広い層に浸透しています。特に若年層においては、キャラクターの持つストーリー性や世界観が購買行動に大きな影響を与える要素となっています。今回の取り組みでは、女子大生というターゲットに対する理解を深めることで、トレンドを踏まえた新たなキャラクターの企画提案に挑戦しました。
学生たちは、マーケティングの視点に加え、生活者としての視点も活かしながら、キャラクターの世界観の構築や市場ニーズに応じた商品展開を多角的に検討しました。日頃からキャラクターと接する機会の多い学生ならではの独創的なアイデアや、オリジナリティあふれるキャラクターモチーフの提案が多く寄せられました。プレゼンテーションでは、ターゲット層に共感されるストーリーの構築や、SNSを活用した効果的なプロモーション戦略など、実践的なアプローチが数多く見られました。
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▲最終プレゼンテーションの様子。トキオ・ゲッツ代表取締役の小笠原も参加しました。
■本授業に参加した学生からのコメント(一部抜粋)
・1から考え作り上げるのはとても難しかったけれどそれぞれ意見を出し合って一つのものを作り上げる事ができたのはよい経験だったし、評価を頂いたことによって着眼点なども知ることができ良い経験となった。
・自分たちのグループで話し合ってなかったことまで質問して頂き、ここまで視野を広げて考えなければいけないのかと改めて気付かされた。
・実際に自分たちでプロジェクト遂行していく中で、世の中のものがどのような流れで売れていっているのかを調査することで新たな視点で流行を追うことができるようになりました。マーケティングはとても奥が深く、商品のことだけでなく購入した側の人の視点にも立って物事を考えていく必要があると改めて感じることができました。
・私たちが深掘りしていないようなところまで見ていて、瞬時の判断や考察が求められるのだと感じた。商品として取り扱うことは簡単なことではなく、提供する側にも愛着がなければいけないと思う。次回このような機会があったら、より情報を詳細にし、データを用いたプレゼンをしたい。
当グループとして、PBLを通じて型にとらわれない柔軟な視座を持つ人材育成の支援は、持続可能な社会の実現に寄与することと考えています。これからも企業理念「未来をつくろう。」のもと、当社と親和性の高い産学連携などを通じ、グループ全体で「持続可能な社会の実現」に向けた取り組みを推進してまいります。
■実践女子大学概要
実践女子大学は、学祖下田歌子が「女性が社会を変える、世界を変える」という建学の精神の下、「品格高雅にして自立自営しうる女性の育成」を教育理念に掲げ、1899年に創立しました。本学は建学以来、一貫して実践的な知識技術の習得と学問を実社会で活用しうる「実践力」の育成に邁進しています。
「実践の実践」と呼ばれる本学には、実践的な学び・社会とつながる学び〈問題解決型学習(PBL)〉の機会があり、自治体や企業と連携したプログラムが多いことが特長です。また近年では、海外インターンシップ等のグローバルな展開も進めています。学修から得た知識・技能・態度を活かして、地域・ビジネスの現場にある課題に向き合い、学生ならではの視点で考え抜く。こうした経験による学生一人ひとりの成長を支援しています。
■会社概要
会社名:株式会社トキオ・ゲッツ
代表者:代表取締役 小笠原 亨
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
創 業:1998年3月
主な事業:アニメライセンシングプロモーション、アニメ声優イベント、アニメコラボ商品の開発
URL:https://tokyogets.com/
会社名:株式会社クロス・マーケティンググループ
代表者:代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
設立:2013年6月
主な事業:デジタルマーケティング事業及びデータマーケティング事業、インサイト事業を行う子会社等の経営管理及びそれに付帯または関連する事業
URL:https://www.cm-group.co.jp/