「おやつが入れ歯にしか見えぬ」という一言とともに、Xに1枚の写真を投稿したのは、ユーザーのユリさん。

 写真に写っていたのは、本当に入れ歯のように見える謎の食べ物。実はこれ、文旦なのです。種の部分が歯に、ピンクの果肉の部分が歯茎に見え、まさしく入れ歯。こ、これは……食べる気になれない……。

 普段は牛舎に監視カメラを設置する仕事をしているというユリさん。「牛舎にカメラ?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、分娩前後の牛の見守りなど重要な役割を果たしているそうです。さらに盗難対策や、事故が発生した際に記録映像を確認し、今後の対策を立てることもあるといいます。

 そんな仕事をしているユリさんが、おやつの時間に撮影したのが今回の1枚。文旦の実や種は大きく、ピンク色の果肉と種の形が似ていることもあり、2つ並べるとまるで入れ歯のように見えてしまいます。

ユリさんが、おやつの時間に撮影した文旦の写真

 ユリさんの父の生家は元みかん農家だったこともあり、柑橘類を20種類ほど育てているのだとか。その影響もあって、この季節は農作業の休憩中に柑橘を食べることが多いそうです。

 この日もその中から文旦を食べようと何気なく手に取ったところ、文旦独特の薄い種の形が大人の歯に似ていると感じ、2つ並べてみたといいます。すると、もう入れ歯にしか見えず、フォロワーに共感を求めて投稿したのだとか。

 ちなみに、文旦以外の柑橘の種は丸くて数も少ないため、歯のように見えることはなかったそう。たしかに筆者も、柑橘類の種を「歯に似ている」と思ったことは一度もありません。

 今回の文旦についても同様で、ユリさん自身も「入れ歯のようだ」と思ったことは一度もなかったそう。

 しかし、2つ並べた瞬間、入れ歯にしか見えなくなり、それまで美味しく食べていたのに味がしなくなってしまったそうです。あらら。

<記事化協力>
◎ユリさん(@hananonamae48

(佐藤圭亮)