福岡の魅力を描く新たなドラマが誕生する。浮世絵風イラストで人気を誇る山田全自動のWEB漫画「山田全自動の福岡暮らし」が、TVQ九州放送(テレQ)制作で初めてドラマ化されることが決定した。放送は2025年3月20日の昼12時~12時55分にテレビ東京系列全国ネットで行われる。

 「山田全自動の福岡暮らし」は、山田自身の福岡での暮らしから、福岡グルメに観光スポットなどを紹介しているエッセイ漫画。

 ドラマで主人公・山田全自動を演じるのは福岡出身の俳優、中村蒼。舞台となるのは、福岡市博多区にある古本屋「ふるほん住吉」。ここには個性豊かな客が集まり、山田は彼らとの交流を通じて福岡の街を巡りながら、地元の魅力を満喫していく。相棒となる店員・あゆみ役には、同じく福岡県出身の大野いとが抜擢された。

 原作の山田全自動は「この作品を通じて、福岡在住の方はもちろん、県外の皆様にも福岡の奥深い魅力を知ってもらえたら幸いです」とコメント。

原作「山田全自動の福岡暮らし」

原作「山田全自動の福岡暮らし」

 一方、主演の中村蒼は「今回撮影をしながら様々な福岡の魅力に触れる事が出来ました。近年、都市部を離れ地方への移住に関心が高まっていると思いますが今作を観ればその選択は福岡一択で決まりです!」と語った。

中村蒼

 そしてあゆみ役の大野いとは、「地元である福岡での撮影は温かく、幸せな時間でした。福岡の魅力がたくさん詰まった物語です」と本作をアピール。自身も完成を心待ちにしているという。

大野いと

 本作の脚本を手掛けるのは、お笑いコンビ・ブルーリバーの川原豪介。ドラマの脚本を手がけるのは今回が初だという。普段の漫才やコントとは異なる挑戦に戸惑いながらも「クスっと笑えて、のんびりとほんわかしたドラマ」に仕上がったと手応えを語る。

 監督を務めるのは福岡県を拠点とする番組制作会社・VSQの太田裕一。日常の何気ない出来事の中にあるユーモアや温かさを映像に落とし込んだ。また、放送前にもかかわらずすでに「第二弾もやりたいぞーー!」と意気込んでいる。

 さらに、主題歌には北九州出身のシンガーソングライター・ニイナの書き下ろし楽曲「あかり」が起用される。「この街と僕を照らす明かりというような想いが込められています。この曲を聴いた後に当たり前の日々が幸せだと感じてもらえると嬉しいです!」と期待を寄せる。

「山田全自動の福岡暮らし」ロゴ

 3月4日には追加キャストが発表予定。原作者・山田全自動と主演・中村蒼の誕生日に合わせた発表となるため、さらなる豪華キャストの登場に注目が集まる。

 福岡の街並み、人々の温かさ、そして地元ならではの食文化を存分に味わえるドラマ「山田全自動の福岡暮らし」。視聴者にとって、新たな福岡の魅力を発見するきっかけとなるだろう。

山田全自動の浮世絵風イラスト

(c)テレQ「山田全自動の福岡暮らし」

情報提供:テレQ