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【「愛」ってなに?】 ミリオンセラー作家が贈る『「愛」するための哲学』2月13日発売! ニーチェ、フロム、アリストテレス…先人の深遠な知見から導く、人生を幸福に生きるために必要なこと。飲茶氏も絶賛!!

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河出書房新社
『超訳ニーチェの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が記録的ミリオンセラーとなった白取春彦の最新刊。



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株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、白取春彦著『「愛」するための哲学』(税込1,870円)を2025年2月13日に発売いたします。


『「愛」するための哲学』は、記録的ミリオンセラー『超訳ニーチェの言葉』著者の白取春彦さんが、ニーチェ、フロム、アラン、アリストテレス… 先人の深遠な知見の数々から、「どうやって人を愛したらいいのか?」 「そもそも愛するとはどういうことなのか?」 人が人生を幸福に生きるために必要なことを導く、哲学エッセイです。

本書は2021年に同名タイトルで刊行、人気YouTubeチャンネル「フェルミ漫画大学」(@ferumi)でも紹介があり、若い世代の方々を中心に話題の書として親しまれてきました。このたび、『史上最強の哲学入門』などの大ヒットで知られる飲茶さんの推薦も受け、カバーデザインを一新した新たな書籍として刊行いたします。

新しい『「愛」するための哲学』刊行を記念し、著者・白取春彦さんの思いが込められた本書の「あとがき」から、一部を抜粋して特別に掲載いたします。

●「愛することは大きな知性の働きの一つ」(あとがきより)
わたしは、知性には大きなものと小さなものの二つがあるとみなしていて、「愛」することは「大きな知性」に分けられる働きの一つだと考えている。
では、知性とは何か。わたしが知性と呼ぶのは、何がどういうふうであるか認識する力やその認識から判断する力の全体のことだ。
大きな知性と小さな知性の区別は、知性が働くときの範囲の広さだ。狭い範囲でしか有効ではないならば、その知性は小さい、と区別する。

一般的に、高等教育機関の試験に受かるような人は「高い知性を持っている」とされているだろう。しかし、わたしは試験に受かるレベルの知性は小さい知性の一つとみなす。なぜならば、ある分野における狭い範囲でしか有効ではない知性だからだ。だから、その知性は生活の他の場では役立つことはそれほど多くはない。
一方、「愛」することは大きな知性の働きだとわたしはみなす。「愛」することはほとんどどんな場、どんな機会においても有効だからだ。また、「愛」することによって、何かを排斥することはなく、むしろ逆に多くのものを包みこむことができる。だから、知性の働きの場がとても広いことになる。

(中略)

セーフティネットが制度として備えられていてもそれが小さい知性から生まれている以上、機械的で冷たいものでしかない。しかし、より多くの人が「愛」するという大きな知性を働かせれば、社会全体がそのままセーフティネットになるだろう。そのときには、リーダーと呼ばれる政治家などいなくなるだろう。階層などの順位づけが無意味になっているからだ。

こういった大きな知性の存在をさまざまなたとえ話であらゆる角度から教えてきたのが古くからの宗教書ではなかったのか。
しかしながら、その宗教書が述べていることを各宗教はつまびらかに伝えてこなかった。なぜならば、宗教関係者が小さな知性の働きばかりにかまけて、その宗教団体の運営や経済的拡大ばかりを追求してきたからだ。その結果として、古くからの宗教はもはやカルトと見分けがつかなくなっている。
宗教においてもっとも大事な点はうやうやしく儀式を行なうことではない。人間にとって何が本当に必要なことかをあからさまに伝え広めることだ。それは、「分け合え」「仲よく暮らせ」「赦せ」ということでしかない。これが「愛」することの内実だ。
この三つのことをあたりまえのように実行できたとき、わたしたちはようやく人間になれるのではないだろうか。他の動物がすでに行なっていることを、人間という動物はまだできないでいるのではないだろうか。

白取春彦


先人たちの知見をひもとき、歴史上の哲学者たちの言葉から「愛」とは何かを思考する本書は、哲学のエッセンスがつまった入門書としても最適な内容です。哲学書として異例のミリオンセラーとなった『超訳ニーチェの言葉』の著者、白取春彦さんの新たな代表作『「愛」するための哲学』発売にぜひご注目ください!


●人気YouTubeチャンネル「フェルミ漫画大学」(@ferumi)で紹介! 
「【要約】「愛」するための哲学」
https://www.youtube.com/live/TpBQIjJ0kWk
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■著者紹介
白取 春彦(しらとり・はるひこ)
青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。哲学と宗教に関する解説、論評の明確さに定評がある。主な著書に、ミリオンセラーとなった『超訳 ニーチェの言葉』のほか、『頭がよくなる思考術』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『ニーチェもやっていた賢人の瞑想術』(宝島社)、『行動瞑想「窮屈な毎日」から自由になるヒント』『哲学者たちが考えた100の仮設』(三笠書房)など多数。

■新刊情報
書名:「愛」するための哲学
著者:白取春彦
仕様:46判/並製/256ページ
発売日:2025年2月13日
税込定価:1,870円(本体1,700円)
ISBN:978-4-309-23170-9
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309231709/
出版社:河出書房新社
※本書は2021年刊行の同名書籍を、カバーデザインを一新して新装版として刊行いたします。
※電子書籍は4月に発売予定です。詳細は各電子書籍ストアでご確認ください。


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/874/12754-874-9e7fce03e8a804f41582e240d369d39c-500x739.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

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