
- 新しいAdobe Fireflyの料金プランの提供により、新しいAdobe Firefly webアプリの全機能が利用可能に。画像やベクターに加え、動画の生成にも対応した最も包括的なクリエイティブプラットフォーム。比類なきクリエイティブコントロールを提供し、Adobe Creative Cloudアプリとの直接連携することにより、アイデア出しから制作までスムーズに進めることが可能に
- Adobe Firefly Video Modelがパブリックベータ版として利用可能となり、知的財産に配慮し、安心して商用利用できる唯一の生成AI動画モデル。企業やクリエイティブプロフェッショナルは商用利用に適したコンテンツとして自信を持って使用可能
- 高品質なコンテンツの大量生産に必要なクリエイティブコントロールを備えたAdobe Fireflyを、Deloitte Digital、電通、IBM、IPG Health、Mattel、ペプシコ/ゲータレード、Stagewell、Tapestryなどの大手ブランドや代理店が採用
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/41087/482/41087-482-ee4cf20f30afff82b4362d62bc24cf20-1649x1034.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※当資料は、2025年2月12日(米国時間)に米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳版です。
【2025年2月13日】
アドビ(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、業界初(※)の安全に商用利用できる生成AI動画モデルである新しいAdobe Firefly web版をパブリックベータ版としてリリースしました。本製品は、画像、ベクター、動画を生成できる最も包括的なツールです。Adobe Firefly web 版の 動画生成(ベータ版)と Adobe Premiere Pro の 生成拡張(ベータ版)で使用され、今すぐ制作に使用できる IP フレンドリーな動画コンテンツを生成します。新しい Adobe Firefly Video Model は、Adobe Firefly web版の「動画生成(ベータ版)」とAdobe Premiere Proの「生成拡張(ベータ版)」で利用可能で、そのまま制作に活用できるIPフレンドリーな動画コンテンツを生成します。Adobe Firefly Video Model(ベータ版)は、Adobe Fireflyファミリーの最新のクリエイティブな生成AIモデルであり、これまでに世界中で180億以上にものぼるアセットがAdobe Fireflyで生成されています。今回、異なる価格帯でお客様の柔軟な利用ニーズに対応するため、新たに2つのAdobe Firefly料金プランを提供します。これらのプランでは、Adobe Firefly web版の全機能が利用可能で、Adobe Fireflyを搭載した無制限の画像、ベクター生成に加え、新たな音声と動画の生成機能もご利用いただけます。
※動画生成AIツールにおいて、初めて商業利用が可能な機能をパブリックベータとして一般提供開始。2025年2月13日現在。自社調べ
アドビは、新たにAdobe Firefly StandardプランとAdobe Firefly Proプランを提供し、画像や動画などを生成するための最も包括的なツールである新しいAdobe Firefly web版へのアクセスを可能にします。Adobe Fireflyの広範な機能により、ユーザーは画像を生成し編集したものを動画に変換してシネマティックな動きを適応した後、Adobe Creative Cloudアプリケーションに移行し、アイデア出しから制作へとシームレスに進めることができます。業界をリードするアドビのクリエイティブアプリを使用して、クリエイティブプロフェッショナルは、Adobe Photoshop web版やAdobe Premiere Pro、Adobe Expressで作品を洗練させたり、Adobe Photoshopの「生成塗りつぶし」機能やAdobe Lightroomの「生成AI削除」などのAdobe Firefly機能を使用して写真を編集したり、Adobe Firefly Video Modelで作品に命を吹き込むことができます。
「動画生成(ベータ版)」機能は、Adobe Firefly Video Modelにより、クリエイティブプロフェッショナルに、テキストプロンプトや画像から動画クリップを生成したり、カメラアングルでショットをコントロールしたり、3Dスケッチからプロフェッショナル品質の画像を作成したり、雰囲気を演出する要素やカスタムモーションデザイン要素の開発を行うためのツールを提供します。今回は、1080p解像度をサポートしております。高速な反復作業向けの低解像度のアイデア出し用モデルと、プロレベルの制作作業向けの4Kモデルは近日中に提供予定です。クリエイティブプロフェッショナルから、ゲータレードを含む大手ブランド、エンターテインメント業界、電通やStagewellを含む広告代理店まで、Adobe Firefly Video Modelのベータ版を利用しており、その商用利用に適したIPフレンドリーな生成と、アプリケーションにおける実用面での卓越したクリエイティブコントロールを高く評価しています。
アドビのデジタルメディア事業部門代表であるデイビッド ワドワーニ(David Wadhwani)は、次のように述べています。「Adobe Fireflyは、卓越したクリエイティブコントロールと、制作が安全かつ効果的に行えるIPフレンドリーなツールを求めるクリエイティブプロフェッショナルのために開発されました。Adobe Firefly web版のベータ版を使用しているお客様より、コンセプトのアイデア出しや素晴らしい動画の制作においてゲームチェンジャーとなったとの嬉しい声をいただいており興奮を禁じ得ません。クリエイティブコミュニティがどのようにこのツールを活用して自分たちのストーリーを世界に届けていくのかを見るのが待ちきれません。」
新しいAdobe Firefly web版の紹介
Adobe Firefly web版は、クリエイティブプロフェッショナルが求めるコントロールを備えた機能の数々を搭載し、アイデアの創出から制作まで、最高の作品作りができるようにします。3Dワールドを創造する、「スタイルと構成参照」で参照画像から始める、プロ仕様のカメラアングルで完璧なショットを撮影する、音声と動画をオリジナルの声質を維持したまま多言語に翻訳するなど、これらすべてをAdobe Fireflyで実行できます。また、Adobe FireflyはAdobe Photoshop、Adobe Premiere Pro、Adobe ExpressなどのAdobe Creative Cloudアプリケーションと統合されており、商用利用も可能であるため、クリエイターは商用利用に適したコンテンツとして自信を持って使用できます。
Adobe Fireflyは2年足らずの間に、世界中で180億以上のアセットの生成に利用され(過去数か月で50%増加)、画像生成ツールからクリエイティブチーム向けの最も包括的な生成ソリューションへと進化しました。高品質な画像を生成するだけでなく、プロ仕様のカメラアングルや位置決め、細部の表現、プロンプトの正確な反映、画像、動画、3D出力において参照画像の構造とスタイルを一致させる機能により、クリエイターは作品を自在にコントロールできます。
本日より提供を開始するAdobe Firefly web版で利用可能な新機能は以下の通りです。
- Adobe Firefly Video Modelの搭載により、業界最先端のコントロール性を備え、クリエイティブプロフェッショナルが動画、Bロール、アニメーションなどを生成できる「動画生成(ベータ版)」:「テキストから動画生成」、「画像から動画生成」により、クリエイティブプロフェッショナルは、簡単なテキストプロンプトから眼を見張るような高品質1080p動画やタイムラインのギャップを埋めるBロールを生成したり、ショットに雰囲気を演出する要素を追加したり、カスタムモーションデザイン要素を開発したりすることができます。直感的なコントロールにより、詳細なカメラ設定で動画を微調整できます。例えば、広範囲のロングショットからドラマチックなクローズアップまで、思い通りに被写体をフレームに収めることや、複数のモーションパスから選択してダイナミックな動きを加えることができます。ショットの最初のフレームと最後のフレームを固定して視覚的な連続性を維持したり、色調や文字の詳細を一貫して保つこともできます。
- 3Dスケッチや参照シェイプからプロ品質の画像を生成する「シーンから画像生成(ベータ版)」: 軽量な3Dスケッチツールを使用することで、クリエイティブプロフェッショナルはアートワークを美しい高解像度画像に変換できます。「テキストから画像生成」で「構成参照」用の参照画像を作成することも、直感的な3Dツールを使用して正確なビジュアルガイドを作成することもできます。また、3D画像の角度や視点を変えて、完璧な出力結果を得ることもできます。「シーンから画像生成」では、クリエイターは、プロフェッショナルなグラフィックデザインのワークフローに必要な柔軟性と精度をすべて備えた3Dシェイプから、高品質のアセットをシームレスにレンダリングすることができます。
- 登場人物の喋りを本人の声質そのままに多言語に翻訳できる「音声を翻訳」と「動画を翻訳」:クリエイターは、動画や音声ファイルを素早く簡単に翻訳し、世界中の多くの視聴者に、パーソナライズされた自然なコンテンツを提供することができます。動画コンテンツを異なる言語に翻訳しても声質、トーン、リズム、音響が維持されるので、クリエイターは吹き替えや音声ミキシングに費やす時間を削減し、翻訳や吹き替えサービスにかかる時間と予算を節約することができます。「音声を翻訳」と「動画を翻訳」は、20か国以上の言語での翻訳に対応しています。
新しいAdobe Fireflyの料金プラン
早期アクセス価格で本日より提供が開始された2つの新しいAdobe Firefly料金プラン(Adobe Firefly Standard、および、Adobe Firefly Pro)では、クリエイターがAdobe Firefly の画像やベクター機能に無制限にアクセスできるほか、新しい動画および音声機能には段階的な容量を提供することでアクセスできます。Adobe Firefly Standardプラン(月額9.99ドルから: 月額税込1,580円から)では、月2,000動画/音声クレジット、つまり最大 20 の 1080pの5秒動画生成が可能となります。Adobe Firefly Proプラン(月額29.99ドルから: 月額税込 4,780円から)では、月7,000動画/音声クレジット、つまり最大 70 の1080pの5秒動画生成が可能となります。
さらに、日常的に動画コンテンツを制作するプロフェッショナル向けのAdobe Firefly Premiumプランも近日提供を予定しており、大量のコンテンツを作成するクリエイターやチームにさらに多くの音声と動画クレジットの容量を提供します。
Adobe Fireflyはブランドと代理店に道を切り開く
Adobe Premiere Proのような強力な音声および動画アプリ製品群を提供しているアドビは、エンターテインメント業界にとって最適なパートナーです。また、グローバル企業は、ブランドに沿ったコンテンツの大規模な制作のためにアドビのクリエイティブおよびエンタープライズクラウド製品を選択しています。Deloitte Digital、ゲータレード、IBM、IPG Health、Mattel、Tapestryなどの大手ブランドはすでにAdobe Fireflyで優れた成果を上げており、Adobe Firefly Video Model(ベータ版)が先行提供された電通やPepsiCo/Gatorade 、Stagwellなどのお客様からは興奮の声があがっています。
電通のグローバル最高技術責任者であるジェームス トーマス(James Thomas)は次のように述べています。「Adobe Firefly のクリエイターフレンドリーなAIアプローチは、クリエイティブプロセスを飛躍的に向上させ、大量の高品質なアイデアやビジュアルを、効率的かつ短時間で実現するのに役立っています。当社のクリエイティブチームはテストを行って貴重なフィードバックを提供することで、ロードマップの方向性を示し、クライアント向けの独自のプロダクトソリューションやカスタムワークフローの構築に貢献しています。概念実証からストーリーボード作成、さらにその先へと、Adobe Firefly はクリエイティブ開発を加速させながら、商業利用に適した安全な成果を保証しています。これはほんの始まりに過ぎません。Adobe Firefly のようなツールが今後もクリエイティブの限界を押し広げ、チームを力強く支援してくれることを楽しみにしています。」
Stagwellのグローバル チーフ テクノロジー オフィサーであるメリル ラマン(Merrill Raman)は次のように述べています。「Adobe Fireflyは単なる代理店向けのツールではなく、私たちの力を倍増させてくれる存在です。Adobe Fireflyは、確立されたブランドガイドラインの範囲内で、私たちのチームが恐れずに革新を生み出す力を与え、クライアントキャンペーンの効果を最大化します。」
Adobe FireflyとアドビのAIへのアプローチ
クリエイティブな活動の活性化と支援のために生成AIツールの開発を継続的に進めているアドビですが、同時にAI倫理原則に則り責任を持ってこれに取り組むことをお約束します。Adobe FireflyはAdobe Stockのライセンスコンテンツやパブリックドメインのコンテンツを含む、アドビが使用許可を得たコンテンツのみでトレーニングされており、アドビのお客様のコンテンツは使われていません。
また、アドビは、コンテンツ認証イニシアチブ(CAI)のリーダーシップを発揮し、デジタルコンテンツの「成分表示ラベル」ともいえるコンテンツクレデンシャルの普及を推進することで、デジタルエコシステムの透明性向上にも貢献しています。AIのみで生成されたコンテンツの透明性を確保するために、今後Adobe Firefly Video Modelの出力にはコンテンツクレデンシャルが付与される予定です。そして消費者は、近日中にAdobe Content Authenticity webアプリのInspectツールを使用することでそのコンテンツがAIで生成されたものであることを確認できます。
価格と提供状況
動画生成 (ベータ版) は、新しい Adobe Firefly プランを通じて、Adobe Firefly web版で利用できます。詳細はこちらをご覧ください。
■「アドビ」について
アドビはデジタル体験を通じて世界に変革をもたらします。
アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。
(C) 2025 Adobe. All rights reserved. Adobe and the Adobe logo are either registered trademarks or trademarks of Adobe in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners.