おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

日本人初のエドガー賞(評論・評伝部門)受賞なるか!? あの「文学探偵」の最新作『謎ときエドガー・アラン・ポー 知られざる未解決殺人事件』が本日発売!

update:
   
株式会社新潮社
小林秀雄賞受賞から3年、前作を超える衝撃作が(ほぼ)日米同時刊行!



「おもしろすぎて痺れる」「ミステリの面白さそのもの」等と絶賛の声が寄せられ、ついには第21回小林秀雄賞を受賞した『謎ときサリンジャー 「自殺」したのは誰なのか』(竹内康浩・朴舜起著)から3年。文学作品の中に知られざる事件を見つけ出してしまう〈文学探偵〉こと竹内康浩・北海道大学大学院教授の新作『謎ときエドガー・アラン・ポー 知られざる未解決殺人事件』(新潮選書)が、2月19日(水)に新潮社から発売されます。
本書は日米でほぼ同時期に刊行、2019年に世界最高峰のミステリ賞であるエドガー賞の評論・評伝部門で日本人初の最終候補となった竹内氏が、今度こそエドガー賞を受賞するのか?も注目されています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/1916/47877-1916-003e564d7597696772209e8ded40b941-1260x1880.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


作家の恩田陸氏が「これはすごい。画期的という単語が陳腐に思えるほど、画期的」と唸り、京都大学名誉教授の若島正氏が「興奮した。グラス家の物語に目を凝らせ!(シー・モア・グラス) 耳を澄ませ!」と驚愕すると、東京大学教授の阿部公彦氏も「余人の追随を許さぬ探究ぶり。ぞっとするような快感を覚えた」と賛嘆した前作『謎ときサリンジャー』は読書界に「事件」を起こしたと言ってよい作品でした。

その主著者であった竹内康浩氏が構想6年、まず英語版を書き上げ、次いで日本語で完成させたのが『謎ときエドガー・アラン・ポー 知られざる未解決殺人事件』です。
よく知られる通り、ポーはアメリカ文学を代表する作家の一人。1841年の「モルグ街の殺人」で名探偵オーギュスト・デュパンを創造して「推理小説の始祖」と呼ばれ、「知の巨人」ジャック・ラカンやジャック・デリダが相次いでポー作品を論じるなど、批評界の関心を集め続ける天才作家です。

そのポーを扱った本書の冒頭で竹内氏はこう書き始めます。「こんなことを言えば途方もない妄想家だと思われるでしょうが、どうやら私はエドガー・アラン・ポーの未解決殺人事件を発見し、その謎を解いてしまった気がするのです」と。そしてこう続けます。「一人の男が殺されているというのに、現場にいる登場人物たちは誰もそれに気づかない。殺害場面を読んでいるはずの読者も、その犯行を見過ごしてしまう。そんな巧妙な完全犯罪が、もう二世紀近くもの間、ポーの作品の中に隠されたままになっていると私は思うのです」。

幾多の読者、研究者たちの目にさらされてきた文豪の作品中に、竹内氏は「二世紀近くもの間」、誰にも気づかれなかった「未解決殺人事件を発見し」、「謎を解いてしまった」というのです。しかもその作品こそが「ポーの推理小説の最高到達点」であり、「ポーが推理小説を書かなくなった原因」であり、「ポーの作品世界を読み解く鍵」だというのですから、噂を聞きつけた各界の読書人たちからも、「今回こそ日本人初のエドガー賞を受賞するのではないか」との声が上がっています。
なお、英語版Poe’s Perfect Crimes: Hidden Plots in the Dupin Stories and Others(『ポーの完全犯罪――デュパン物語他に隠されたプロット』)も、ほぼ同時期にアメリカMcFarland社より刊行の予定です。

竹内氏が日米でどのような反響を巻き起こすことになるのか――要注目です。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/1916/47877-1916-b75f9a9da576c56f6d0de1c85c687468-1260x689.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■推薦コメント
推理作家・法月綸太郞氏
「まさに独壇場。この手の『真説』ほど当てにならないものはないが、本書は別格である」

慶應義塾大学名誉教授・巽孝之氏
「心から拍手。ポー批評の新たな可能性を照射して本書が面白くないわけがない」


■書籍内容紹介
米文学史に名を刻む天才作家にして「推理小説の始祖」ポーは、なぜある時から突然、推理小説を書くのをやめたのか? 世界最高峰のミステリ賞〈エドガー賞〉(評論・評伝部門)で日本人初の最終候補、『謎ときサリンジャー』で小林秀雄賞を受賞した稀代の〈文学探偵〉による世紀の「発見」とは。作家解釈をも揺るがす震撼の論考。


■著者紹介:竹内康浩(タケウチ・ヤスヒロ)
1965年、愛知県生まれ。アメリカ文学者。東京大学文学部卒。北海道大学大学院文学研究院教授。Mark X: Who Killed Huck Finn's Father?(マークX――誰がハック・フィンの父を殺したか?)がアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)の評論・評伝部門で日本人初の最終候補となる。サリンジャーの他、スコット・フィッツジェラルド、フラナリー・オコナー、マーク・トウェイン、エドガー・アラン・ポー等に関する論文を主にアメリカで発表している。


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/1916/47877-1916-7a61116c48e4df0ac16bad5a34fe7b2a-280x280.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■書籍データ
【タイトル】謎ときエドガー・アラン・ポー 知られざる未解決殺人事件
【著者名】竹内康浩
【発売日】2025年2月19日(水)
【造本】新潮選書/四六判変型ソフトカバー
【本体定価】1,815円(税込)
【ISBN】978-4-10-603923-2
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/603923/

最近の企業リリース

トピックス

  1. 東洋水産株式会社が2月6日に公式Xに投稿したアニメ

    「赤いきつね」CM問題に企画会社と制作会社が声明 「一切の生成AIを使用していない」

    SNS上で物議を醸している「マルちゃん 赤いきつねうどん」のCMを巡り2月21日、企画会社の株式会社…
  2. 「パパこのあと刑務所〜?」子どもの無邪気な“言い間違い”にドキッ!

    「パパこのあと刑務所〜?」子どもの無邪気な“言い間違い”にドキッ!

    子どもはいろいろな言い間違いや勘違いをしながら育っていくものです。が、ときにはそんな他愛ない言い間違…
  3. セブンコラボの「ドカ食いダイスキ!もちづきさん」弁当に大食いライターが挑戦!→ドカ食いしたら昇天しかけた

    セブンコラボの「ドカ食いダイスキ!もちづきさん」弁当に大食いライターが挑戦!→ドカ食いしたら昇天しかけた

    主人公の望月美琴が美味しそうな山盛りの料理をひたすら食べる漫画「ドカ食いダイスキ!もちづきさん」と、…

編集部おすすめ

  1. ドムドムの甘じょっぱ系バーガー「塩キャラメルバターチキン」を実食!気になるお味は?
    2月21日に、ドムドムハンバーガーの新作バーガー「塩キャラメルバターチキン」が販売開始されました。バ…
  2. 画像提供:◎ユリさん(@hananonamae48)
    「おやつが入れ歯にしか見えぬ」という一言とともに、Xに1枚の写真を投稿したのは、ユーザーのユリさん。…
  3. 山田全自動役の中村蒼と店員・あゆみ役の大野いと
    福岡の魅力を描く新たなドラマが誕生する。浮世絵風イラストで人気を誇る山田全自動のWEB漫画「山田全自…
  4. 記者のもとに届いたフィシングメッセージ。「釣り番組のアンバサダーへ投票してほしい」と呼びかけるが、なぜか電話番号を要求する
    FacebookやInstagramなどの各種SNSで「釣り番組のアンバサダーオーディション」への投…
  5. 「ゴジュウジャー」戦闘シーンが格闘ゲームそっくりと話題 見てみたら格ゲーそのものだった
    2025年2月16日から放映開始となったスーパー戦隊シリーズの最新作「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー…

【特集】STOP!ネット詐欺!

  1. さまざまなネット詐欺に潜入調査!

    さまざまなネット詐欺に潜入調査!

     インターネット上にまん延する、さまざまな詐欺サイトに「わざと」引っかかる潜入調査記事をまとめました。
ネット詐欺へ潜入調査!記事特集

提携メディア

ページ上部へ戻る