
スタートアップ・エコシステムの世界トップクラスのリサーチ・アドバイザリー機関であるStartup Genome(スタートアップゲノム)の日本法人Startup Genome Japan株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:西口尚宏)は、2025年3月18日(火)にCIC Tokyoと共同でスタートアップゲノム・グローバル・スタートアップエコシステム・サミットを、東京都港区の虎ノ門ヒルズビジネスタワー にて開催しました。
当日は、スタートアップ企業やVC/CVC関係者など約100名にご参加いただき、スタートアップエコシステムの最新トレンドを解説、日本のスタートアップエコシステムがさらなる飛躍を遂げるための課題について積極的なディスカッション、そして活発なネットワーキングが3時間半にわたって行われた貴重な機会となりました。
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第一部:特別セッション「最新レポートから読み解くグローバルスタートアップエコシステム最前線」
第一部では、Startup Genome共同創業者ジェフ・ゴーティエおよびマーク・ペンゼル、Tech Nation元責任者のマイク・ジャクソンから、世界各国のスタートアップエコシステムの最新トレンドや日本がグローバル市場で競争力を高めていくために必要な視点について解説し、参加者との活発な意見交換を行いました。
東京のスタートアップエコシステムは、近年著しい成長を遂げている一方、ユニコーン企業の創出やエコシステム全体の評価額において遅れをとっています。Startup GenomeがG20の依頼に基づき行なった調査によりますと、G20加盟国のGDPに対するエコシステム価値の平均は8%ですが、日本は1.7%に留まっており、エコシステムに成長余地があることが明らかになりました。
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その背景には、日本が持つイノベーションの潜在能力は高いものの、それがスタートアップの成長に結びついていないことのほか、スタートアップの成功事例が東京に一極集中し地方都市への共有が十分でないため、日本全体としてスタートアップ市場が成長していないという点が挙げられます。
その他、日本のスタートアップに対する支援は初期段階は手厚いが、スケールアップの支援が不足していることや、失敗することへの抵抗感の強さも課題として挙げられました。
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次に、世界トップ3に入るスタートアップエコシステムを持つイギリスの成功事例を紹介しました。
イギリスでは、政府がスケールアップに焦点を当てた支援策を実施したことで、ユニコーン企業の創出に成功しています。具体的には、アメリカの資金を活用することを目的として、英国のスタートアップの世界市場進出を支援するために、ネットワーキング、人脈の紹介、経験豊富なメンターによる指導などを重視したほか、政府支援は独立した機関を通じて行われ、官僚的な介入を避けたそうです。
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最後に、日本がグローバル市場で競争力を高めていくために必要な視点として、スタートアップ企業に対するスケールアップ支援の強化や国内全体のスタートアップエコシステム活性化のほか、日本の投資家がより大きなリスクを取り、グローバルな成長を目指すスタートアップに投資を行う必要性について言及がありました。
セッションの最後には、Startup Genome共同創業者ジェフから、「スタートアップエコシステムの創出には約20年かかります。日本のスタートアップエコシステムは真の意味でグローバルになる必要があるという課題認識を日本国内で速やかに広げていくことが必要です」というメッセージで第一部は締め括られました。
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第二部:Global Hypergrowth Tokyo 2024 プログラム参加企業とのパネルディスカッション
第二部では、Startup GenomeがCICの協力のもとにTOKYO SUTEAMの一環として運営した「Global Hypergrowth Tokyo 2024」の参加企業が、11か月のグローバル展開プログラムを通じてどのようにしてグローバル市場への進出準備や拡大を加速させているかを紹介し、第一線で活躍する様々な業界の起業家とともに日本発のグローバル企業誕生に向けてインサイトの共有を行いました。
「Global Hypergrowth Tokyo 2024」について:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000140037.html
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「Global Hypergrowth Tokyo 2024」とは、イギリス発ユニコーンの1/3を輩出したTech Nationを日本向けにバージョンアップした内容で、国内市場においてある程度の売上基盤を持ち、欧米市場はじめグローバル展開に真剣に取り組む考え・体制を持つスタートアップの進出・展開の加速支援を行うものです。2024年3月26日にTokyo Innovation Baseでローンチし、21社のスタートアップ企業が参加しました。当日は、プログラムの成果として、参加企業の85%が総合的なコミュニケーション能力の向上を実感し、75%が海外展開への確信を得られたとの成果報告がされました。
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パネルディスカッションでは、「Global Hypergrowth Tokyo 2024」の参加企業の体験談をもとに、海外展開の初期段階における課題として、現地市場の解像度を上げること、つまり自社がターゲットとする市場の文化、ビジネス慣習、顧客ニーズを深く理解する必要があることやグローバルなネットワークの構築の重要さのほか、海外展開には多大な資金が必要であることから資金調達とランウェイの確保が重要であることが再確認されました。
また、海外展開については、創業初期からグローバルな視点を持ち、世界市場を視野に入れたビジネスモデルの構築が重要であることや、文化や言語の違いを超えて効果的なコミュニケーションを行うためには現地のカルチャーにあわせてプレゼンテーションの手法を調整していく必要があることなどが共有されました。
そのほか、海外では成功した起業家が後進を支援する「ペイフォワード」の精神が浸透しているため、経験や知識の共有、ネットワーキングの機会提供などが、日本のスタートアップエコシステム全体の発展に貢献するのではないかという意見も出ました。
日本の若手起業家へのアドバイスとしては、創業時からグローバル市場を視野に入れて活動し、海外展開の成功には失敗から学び改善を重ねることが重要、というメッセージでディスカッションが締めくくられました。
Startup Genome概要
Startup Genomeは、世界トップクラスのイノベーション・エコシステムリサーチ・アドバイザリー機関であり、55カ国以上の160以上の経済・イノベーション省庁および公共・民間機関と連携しています。スタートアップの成功とエコシステムの成長を加速させ、すべての都市と国がニューエコノミーの公正な恩恵を獲得できるよう取り組んでいます。当社のエビデンスに基づくエコシステムの調査、アドバイザリー、スケールアッププログラムは、世界最大のAIキュレーションによるスタートアップのデータベースと、10年以上にわたる一次調査から開発された独自の手法によるグローバルな経験に根ざしています。東京都SusHi Techアンバサダー。
Startup Genome Japan株式会社は、Startup Genomeの100%出資法人です。
https://www.startupgenome.com
Global Entrepreneurship Network (GEN) 概要
米国ワシントンDCに本部をもち世界200カ国でアントレプレナーシップ普及のための多様なプログラムを展開している非営利団体。日本拠点のGEN Japanは、日本のイノベーションエコシステム構築のためには、スタートアップエコシステム構築と共に、既存組織におけるイノベーション・マネジメントシステムの構築と実践が必要との考えに基づき、大企業からのイノベーション創出の加速支援を行っている。東京都SusHi Techアンバサダー。
https://www.genglobal.org/