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WBA世界バンタム級王者・堤聖也と元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾。拳を交えた両雄が番組初共演で激闘を振り返る!『エキサイトマッチSP』を、5/5(月・祝)午後9:00~WOWOWで放送・配信!

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株式会社WOWOW


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1355/8225/1355-8225-0866d08aa85ceae3fbf7e7f22d7da0fb-2400x1601.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 WBA世界バンタム級王者の堤聖也(29=角海老宝石)と、その堤に挑んだ元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(29=志成)がWOWOW『エキサイトマッチSP』の収録に臨んだ。ふたりが解説したのは2月24日に有明アリーナで行われ、ダウン応酬のすえ引き分けたWBA世界バンタム級タイトルマッチ。拳を交えた両選手がその試合を一緒にセルフ解説することは珍しいが、高校時代から親交があるふたりだからからこそ実現したといえる。歴史に残る激闘を見直した堤は「ダウンを奪い返したけれど大吾は立ち上がってくると思った」と話し、比嘉も「自分で言うのもなんですが、いい試合でしたね(笑)」と振り返った。


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1355/8225/1355-8225-20af585d0b16da9d2d4f476642b895b9-2400x1601.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

■「技術で上回ってペースをつかみたかった」と堤 熊本県出身の堤と沖縄県出身の比嘉は高校時代に九州大会などで2度戦ったことがあり、いずれも堤が勝利。プロでも2020年10月に対戦し、このときは10回引き分けに終わっている。
 今回の試合が決まったときの心境について堤は「再戦の舞台が世界戦というのは最高だと思った。ビックリ感はあったけれど俺たちだからできると思った」と話す。比嘉は「同じく。受けてくれてありがとうございます!」と笑った。試合前日の計量時のフェイスオフ(顔を合わせての睨み合い)では「減量がキツそうだね。あしたお互いに頑張ろう、というようなことを話した」と比嘉が明かした。



 無尽蔵のスタミナと手数の多さが身上のスイッチヒッターの堤と、日本タイ記録の15連続KO勝ちを収めたこともある元WBC世界フライ級王者の比嘉。互いに手の内を知り尽くしているファイター同士だけに初回から打撃戦になることが予想されたが、意外にも静かなスタートとなった。丁寧に左ジャブを突いて主導権を握ったのは挑戦者の比嘉だった。「ジャブで突き勝とうと思った」という比嘉に対し、堤は「ジャブを警戒していた。スピードがあってフェイントが巧い選手だが、今回は短期決戦を仕掛けて来るかと思った」と振り返る。そして堤は「僕もジャブの差し合い、技術で上回ってペースをつかみたかった」と振り返り、出遅れたことを認めている。


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1355/8225/1355-8225-90b7999320f304c82bbd45afbf38b692-2400x1601.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

■「俺も見ていて楽しい」と比嘉 4回、偶然のバッティングで堤の右目上が切れ、鮮血が滴る。ドクターのチェックが入り試合は続行されたが、王者にとっては大きなハンディキャップとなった。流血だけではなく「傷の側を前に出すことになるのでサウスポーで戦えなくなった」というのだ。
その後、堤は局面の打開を図るが、比嘉も左ジャブに続いて左フック、右ストレートを繰り出してペースを渡さない。堤は「あのあとも大吾は俺の傷を狙ってきたんですよ」と笑う。そして「大吾の流れだったので5回からしっかりポイントを取っていこうと思った」とペースアップ。



 迎えた9回、試合は大きく動く。比嘉の左フックがヒットし堤が腰砕けになってダウンしたのだ。「自分では(左フックを)意識していなかった」と比嘉。「ダウンを奪ったあとは左ジャブを突いていくか倒しに行こうか8秒間迷ったが、自分で考えて打っていった」と振り返る。一気に攻勢に出た比嘉だが、堤は「絶対に出て来る」と思ったと振り返る。その確信どおりに比嘉が出て行ったところに堤の右がカウンターとなって命中。今度は比嘉が前のめりにキャンバスに突っ伏した。痛烈なダウンだったが、堤は「大吾は立ち上がってくると思った」という。「あれから記憶がない」という比嘉だが、映像を見ながら「俺が倒れてから盛り上がったじゃないですか。俺も見ていて楽しいですよ」と笑う。年間最高ラウンド間違いなしの3分間だった。
 これを機に流れは王者に傾き、堤は10、11、12回とポイントを連取して追いついた。採点はジャッジ三者とも114対114のドローだった。

■次戦は秋が有力の堤 比嘉は進退については「ノーコメント」
 試合の3日後、堤と比嘉は連絡を取り合って一緒に食事をしたという。「同期がやっている寿司屋ですね。近いうちに飯に行こうと連絡とったら試合の3日後になりました」と堤。「やけに早いなと思った(笑)」と比嘉。堤は「飯を食べながら試合の話をして、大吾の記憶が抜けている部分を俺が補足しました」と笑った。
 引き分けで初防衛を果たした堤にはWBAから暫定王者のアントニオ・バルガス(アメリカ)との団体内統一戦が義務づけられている。2016年リオデジャネイロ五輪に出場した実績を持つバルガスは21戦19勝(11KO)1敗1無効試合の強打者で、無効試合を挟んで9連勝(7KO)と勢いもある。しかし、「4月までは休養に充て、ハードなトレーニングはしない」と決めている堤は、まだ映像をチェックしてはいないという。「見ると本格的なトレーニングをやりたくなってしまうから」と説明する。
その一方、6月8日にWBC王者の中谷潤人(M.T)とIBF王者の西田凌佑(六島)が統一戦を行うことにも触れ、「どうせなら4本のベルトをまとめた方が面白いと思う。その流れをつくれたらいい」と、WBO王者の武居由樹(大橋)に対戦を呼びかけている。が、武居は5月28日に防衛戦を控えているため、すんなりと決まる状況ではない。堤の次戦は秋に計画されているというが、決定までにはもう少し時間がかかりそうだ。
 昨年9月の武居戦で激闘のすえ僅少差の12回判定負け、今回は引き分けとなり2階級制覇がおあずけとなった比嘉は、体は絞られているが、「今後のことに関してはノーコメントにしておいてください」と進退については触れなかった。
 このクラスの主要4団体王座を日本勢が独占してから1年。今回の堤対比嘉に続き中谷対西田が決まり、バンタム級トップ戦線は大きく動き出した。

『エキサイトマッチSP「堤聖也vs比嘉大吾」』は、5月5日(月・祝)午後9:00~WOWOWで放送・配信する。


◆◆◆WOWOW 番組情報◆◆◆

★『エキサイトマッチSP「堤聖也vs比嘉大吾」』
日本ボクシング史上に残る激闘を繰り広げたWBA世界バンタム級チャンピオン堤聖也と元WBC世界フライ級チャンピオン比嘉大吾。本人達があの激闘を振り返る!
<放送・配信日>5月5日(月・祝)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
<出演>スペシャルゲスト:堤聖也、比嘉大吾 解説:飯田覚士
<対戦カード>
WBA世界バンタム級タイトルマッチ/堤聖也 vs 比嘉大吾
S・ウェルター級10回戦/キース・サーマン vs ブロック・ジャービス

★『エキサイトマッチ~世界プロボクシング
  WBO世界S・フェザー級タイトルマッチ エマヌエル・ナバレッテvsチャーリー・スアレス』
3階級制覇王者ナバレッテがWBO世界S・フェザー級王座4度目の防衛戦へ!さらにIBF世界ライト4位のムラタラとIBF2位アブドゥラエフが暫定王座を懸けて激突!
<放送・配信日>5月12日(月)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
※5月11日(日)午前9:00頃~WOWOWオンデマンドで先行ライブ配信
<対戦カード>
WBO世界S・フェザー級タイトルマッチ/エマヌエル・ナバレッテ vs チャーリー・スアレス
IBF世界ライト級暫定王座決定戦/レイモンド・ムラタラ vs ザウル・アブドゥラエフ

■番組HP■ https://www.wowow.co.jp/sports/excite/
■公式X(旧Twitter)■ https://x.com/Excite_Match(@Excite_Match)
■WOWOWオンデマンド■ https://wod.wowow.co.jp/genre/boxing

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