
民間にひらかれた商業宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」を運営するSPACE COTAN株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町、代表取締役社長兼CEO:小田切義憲)は、帯広食べ歩きまち株式会社(本社:北海道帯広市、代表取締役:柏尾哲哉)に出資いたしました。
帯広食べ歩きまち株式会社は、帯広市内の交流施設「HOTEL NUPKA」や馬車BARを運営する十勝シティデザイン株式会社(本社:帯広市、代表取締役:坂口琴美)を母体に、2025年4月に設立された地域まちづくり会社です。帯広中心市街地の再生を軸に、まちなかから十勝全域へ、都市と農村、テクノロジーと暮らし、地域と都市部の人の流れをつなぐ“新しい地方都市モデル”の構築に取り組んでいます。
SPACE COTANは、多様な機体の高頻度打上げに対応する宇宙港「HOSPO」を中核に、宇宙関連産業の集積による地域活性化を推進しています。このたび、同じ十勝地域を拠点とし、まちづくりと広域連携を志向する帯広食べ歩きまち株式会社との連携強化を目的に、SPACE COTANを含む十勝地域に関連する8社による協調的出資の一環として、2025年5月30日付で出資を実施いたしました。
帯広食べ歩きまち株式会社 概要
代表者:代表取締役 柏尾 哲哉(かしお てつや)
所在地:北海道帯広市西2条南10丁目20-3
事業概要:帯広中心市街地の再生を軸に、「歩いて楽しく、食と人と文化に出会えるまち」を目指して、観光開発、地域商社、空間整備、エリアプロモーション、データ利活用の5事業を展開。都市と農村、テクノロジーと暮らし、地域と都市部の人の流れをつなぐ“新しい地方都市モデル”の実装に取り組んでいます。
SPACE COTAN株式会社 概要
代表者:代表取締役社長兼CEO 小田切 義憲(おだぎり よしのり)
所在地:北海道広尾郡大樹町西本通98
事業概要:大樹町からの委任に基づくHOSPOプロジェクトの推進業務全般。スペースポートの管理・運営、整備資金調達支援、射場設計、国の認定取得、国内外顧客開拓、ロケット打上げ支援、PR活動など
ウェブサイト:https://hokkaidospaceport.com/
北海道スペースポート(HOSPO)とは
HOSPOは、2021年4月に大樹町で本格稼働した民間にひらかれた商業宇宙港です。大樹町はロケットを打上げる東と南方向に海が広がり、広大な土地による射場の拡張性の高さ等の地理的優位性
があることから、世界トップクラスの宇宙港の適地として、40年前から航空宇宙産業の誘致を進めてきました。
「北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる」というビジョンに向けて、射場や実験場を整え、世界の宇宙ビジネスを支えるインフラとして、航空宇宙産業の発展に貢献します。また、航空宇宙産業による地方創生やビジネス創出を推進します。
現在、人工衛星の打上げに対応した新たな射場Launch Complex 1(LC1)の整備を進めており、整備資金の一部は企業版ふるさと納税制度を活用しています。地域性を活かした地方創生の取り組みで人口減少に歯止めがかかっていることなどが評価され、大樹町は2022年度の内閣府特命大臣表彰を受けました。
また、大樹町とSPACE COTANは、2024年10月に世界5大陸の8商業宇宙港で国際協力に関する覚書(MOU)を締結し、打上げ需要の拡大に応えるため、参加宇宙港とともに射場の国際標準化による相互運用性の確保や運用コスト削減に向けた合理化などの検討を開始しました。
さらに、2025年1月には国の宇宙戦略基金に採択され、ロケットの打上げ高頻度化を目指した射場基盤技術の研究・開発を進めています。
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北海道スペースポートの将来イメージ