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肥満症・糖尿病・慢性腎臓病の患者数分布と処方傾向の背景を探る-医師アンケート調査から見えた専門医・非専門医の違い

update:
   
ミーカンパニー
SCUEL独自に医師の所属診療科や推定年齢、専門資格等の有無と担当患者数・処方薬剤の関連を調査。無料レポートを配布。



ミーカンパニー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:前田 健太郎、以下「当社」)は、医師アンケート調査データ及びSCUEL医師データベースを用いて、肥満症・糖尿病・慢性腎臓病の診療実態とその背景要因について分析を行いました。
糖尿病や慢性腎臓病は、QOLの維持や医療費抑制の点から予防・治療が重視されており、新薬開発にも力が入れられている疾患領域です。本分析では、これら疾患領域の診療実態を探るため、医師の所属診療科や保有資格等の属性データと、各疾患の担当患者数分布や治療薬剤の選択傾向との関連を調査しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11087/109/11087-109-d2f711053181328f12f761abfad2a3f9-1497x898.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


調査概要
方法:Webアンケート及び当社データベースによる調査
対象:アンター株式会社 医師会員
期間:2025年3月~4月
内容:肥満症・糖尿病・慢性腎臓病の1か月あたりの診療担当患者数、使用薬剤、薬剤の決定方法 他

回答者の属性

- 有効回答数:183人
- 回答者の80%以上が経験11年以上、推定年齢 平均45.2±10.0歳。
- 一般病院の勤務医が最も多く47%(85人)、診療科は内科・循環器内科・呼吸器内科の医師が多い傾向。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11087/109/11087-109-016464ce4ac31ce10311546fafa2ae72-1785x711.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
回答医師の属性

診療科別の担当患者数分布(外来)

医師の所属診療科別に1か月あたりの平均診療患者数を見ると、糖尿病・慢性腎臓病・肥満症ともに内分泌代謝内科、腎臓内科、循環器内科の医師が多くの患者を診療していました。
一方で、呼吸器内科や脳神経内科等でも一定数(月5~10名程)、各疾患の患者を診ていることが分かりました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11087/109/11087-109-3971d6272f9e04481636338345a2f193-1836x593.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
所属診療科別・疾患別1か月あたり診療担当患者数(入院/外来それぞれ)

それぞれの疾患について、1か月あたりの外来診療患者数が30人を超える医師と30人以下の医師の属性を比較したところ、糖尿病では外来患者数30人を超える医師の方が「循環器専門医」「内分泌代謝科専門医・指導医」「糖尿病専門医・指導医」の割合が有意に高い傾向が見られました。同様に、慢性腎臓病の外来患者数が多い医師では「腎臓専門医・指導医」「循環器専門医」「内分泌代謝科専門医・指導医」「糖尿病専門医・指導医」の割合が、肥満症では「糖尿病専門医・指導医」の割合が有意に高い傾向が見られました。(有意水準p<0.05)

各疾患の治療に使用している薬剤

糖尿病の治療には、SGLT2阻害薬、DPP-4阻害薬を使用している医師が多く、次いでBG薬、インスリン製剤、GLP-1受容体作動薬でした。慢性腎臓病の治療には、ARBを使用している医師が最も多く、次いでSGLT2阻害薬、MR拮抗薬、ACE阻害薬でした。
肥満症の治療には、GLP-1受容体作動薬を使用している医師が最も多い傾向が見られました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11087/109/11087-109-8bf27b1fa8bdcfd39b12589d056daeeb-1792x538.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
疾患別・薬剤別使用医師数(複数回答可)


医師の専門性と処方薬の選択傾向

糖尿病・慢性腎臓病・肥満症ともに、自分の専門領域ではないが処方薬剤の決定は自己判断すると回答した医師が最も多く50%程度を占めており、特に糖尿病ではその傾向が強く見られました。また、当疾患が自分の専門領域であると回答した医師は、糖尿病・慢性腎臓病では20%程度、肥満症では13%でした。上長や他科の専門医に相談すると回答した医師は、いずれの疾患も20%程度でした。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11087/109/11087-109-1acf6d951b540571fa4ffdac58bb1232-1780x483.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
処方薬剤の決定方法


さらに、処方薬剤の決定を自己判断していると回答した医師について、各疾患を専門とする医師と非専門医師の各薬剤使用割合を比較したところ、専門医がより多く(+30%程度)処方する傾向が見られた薬剤は、糖尿病の「GLP-1受容体作動薬」「SGLT2阻害薬+DPP-4阻害薬」「その他」と、肥満症の「GLP-1受容体作動薬」でした。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11087/109/11087-109-4e8c9855be316cb812d574e92375be40-1821x516.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
専門医・非専門医別にみた使用薬剤割合の差


◆当社ウェブサイトから無料レポートもダウンロード可能◆
『糖尿病・慢性腎臓病・肥満症の診療実態‐Antaa医師会員アンケート調査結果‐』
- 調査概要
- 調査結果I
- - 回答者の属性
- - 糖尿病・慢性腎臓病・肥満症の診療実態
- - 治療方針や処方薬の決定において影響を受けるもの
- - 地域医療情報の活用
- 調査結果II
- - 糖尿病・慢性腎臓病・肥満症の外来診療傾向(詳細分析)
- - 治療薬の選択傾向(詳細分析)


無料レポートでは、より詳細な分析結果をご確認いただけます。
貴社のご活動にお役立ていただければ幸いです。
レポートダウンロード(無料)

会社概要
ミーカンパニー株式会社は、2010年の設立以来、「データでこれからの日本の医療・介護を支えること」を事業理念に掲げ、医療機関・薬局・介護・障害福祉分野において、高鮮度で精緻なデータベース「SCUEL(R)(スクエル)」を提供してまいりました。
SCUEL では、全国の医師、医療機関、薬局、介護施設、障害福祉施設に関する1,000種類以上のデータ項目を保有しており、この膨大なビックデータを活用し、独自のノウハウを駆使して医師・施設の特徴を詳細に分析します。貴社製品の導入施設リストや売上データとSCUELデータを組み合わせることで、医師や医療機関の特徴・傾向を発見し、データに基づいた意思決定をサポートします。当社は、医薬品・医療機器業界のマーケティング支援をはじめとして、幅広い産業ニーズに応えるデータ活用ソリューションを展開しています。
今後も、各産業の課題解決と価値創出に貢献すべく、データを通じて「人」と「現場」、「課題」と「解決策」をつなぐ総合的な情報プラットフォームの提供を目指してまいります。

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