
兵庫県川西市では、市内で発生した救急事案(心肺停止事案)において、現場を目撃した4名(松岡正展氏、星田和樹氏、小川幸氏、瀬分美和氏)が適切な救命処置を実施し、傷病者が社会復帰に至ったことに対し、8月8日、消防本部で感謝状を贈呈しました。
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感謝状贈呈式の様子
- 救急事案の詳細
令和7年5月22日13時54分頃、市内の路上(川西市清和台東5)で、信号待ちをしていたバイク運転手の男性がバイクにまたがったまま転倒。
現場を目撃した市内在住の会社員、松岡 正展さん(まつおか まさのぶ、42歳)が近寄って確認すると、バイクの運転手は意識及び呼吸がない状態であったため、119番通報をしました。
松岡さんが119番通報を行っている間に、居合わせた西宮市在住の会社員、星田 和樹さん(ほしだ かずき、24歳)が、傷病者男性に接触し、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始しました。
さらに、近くを通りかかった市内在住の看護師2名、小川 幸さん(おがわ みゆき、47歳)、瀬分 美和さん(せわけ みわ、49歳)が、星田さんから胸骨圧迫を引き継ぎ、その後、偶然現場を通りかかった本市消防本部の非番職員が引き継いで、現場に到着した救急支援隊に救命処置をつなぎました。
- 感謝状の贈呈
こういった救急事案では、時間が経過していくとともに救命の可能性がどんどん低下していきます。
今回、現場に居合わせた4 名の方々の勇気ある行動と適切な処置により、救命の連鎖が生まれ、倒
れた男性は社会復帰することができました。
人命救護に大きく貢献されたことは誠に素晴らしいことであり、8月8日、消防本部で感謝状と記念品(クリスタルの楯)の授与式が行われました。
※ 当日は3 名出席( 小川さんのみ授与式出席を辞退されたため、後日授与)
西川消防長 コメント
「迅速で勇気ある行動により尊い命が救われ、職員一同、心より感謝申し上げます。今後も応急手当の普及啓発に尽力し、救命率の向上に取り組んでまいります。」