株式会社GeoDreams(代表取締役社長:中村誠司)は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が公募した「次世代型地熱発電技術に関する実現可能性調査(FS調査)」※1において、G-Pulse株式会社(代表取締役社長:片瀬裕文)と共同で提案したプロジェクトが採択され、委託契約を締結しました。
■ 本事業の背景
本事業は、2050年カーボンニュートラルの実現を目指すJOGMECの取り組みの一環として実施されます。JOGMECは、地熱資源開発の拡大に向けて、先進的な地熱技術の実現可能性評価および国内実証を官民連携で推進しており、本件採択はその取り組みを具体化するものです。■ 事業内容:クローズドループ地熱発電の実現可能性評価
当社は本FS調査で、クローズドループ型地熱発電(以下、クローズドループ)※2の実現可能性を技術面・経済面の両方から評価します。クローズドループは、地下深部に密閉型のパイプを設置し、その内部を循環する流体を介して地熱エネルギーを回収する発電方式です。
地下に高温の岩盤が存在すれば、従来型のように地下水や蒸気の貯留層を必要としません。そのため、地質条件に左右されず、発電の適用地域を大きく広げることが可能です。
■ 当社技術の特徴と優位性
当社は、クローズドループの実現を支える以下の2つの技術を活用します。・G-Pulse(掘削技術)
高出力パルスパワーを用いて、従来の約1/3のコストで深部掘削を実現。
多方向・多枝状の掘削に対応し、難条件下でも柔軟な井戸設計が可能です。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/162716/3/162716-3-d9444e9cbd8160cfb051d609ad9add73-415x88.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
G-Pulse
・Typhoon(探査技術)
高精度な地下探査技術により、日本特有の複雑な地質構造でも最適な掘削地点を迅速に特定。
これにより、リスクとコストを抑制し、地熱開発の成功率を飛躍的に向上させます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/162716/3/162716-3-197c61b4746e4e0e3aea0728057d7a21-429x354.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Typhoon(送信機)
これらの技術を組み合わせることで、クローズドループの商業化における主要課題である掘削コストの低減とリスクの最小化を実現します。
■ 今後の展望
当社は本FS調査を通じて、国内における実証プラント建設を見据え、クローズドループの社会実装を進めます。将来的には、全国各地への展開と商業化を進め、地域分散型・安定供給型の再生可能エネルギーシステムの構築を目指します。
地熱発電の普及拡大は、エネルギー自給率の向上・地域経済の活性化・脱炭素社会の実現に寄与します。
当社は「地熱革命をリードする」というビジョンのもと、革新的な技術で日本のエネルギーの未来を切り拓いてまいります。
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※1:JOGMEC公募情報
※2:クローズドループ地熱発電の概要























