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アジアのアート・プレイヤーが京都に集結――アート・エコシステムの未来を考える国際シンポジウム開催

update:
学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学
インディペンデント・スペースから公立美術館まで、地域に根差した多様なアート実践のあり方を討議



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26069/605/26069-605-984217645ba884a7ce1481765a3db3c2-789x986.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


京都芸術大学(京都市左京区/学長:佐藤 卓)の附置機関であるICA 京都(Institute of Contemporary Arts Kyoto)は2020 年に発足し、京都を起点にアジアや世界各地のアートシーンとつながる実践的なプラットフォームを築いてきました。アーティストやキュレーター、研究者など、多様な立場の人々との対話を重ねながら、「世界を実感する」ための場づくりを目指しています。2022 年の国際シンポジウムでは、「現代アート・キャピタルの潜在力~京都、チェンマイ、ジョグジャカルタを繋ぐ共同体」と題し、歴史的背景や人口規模などにおいて共通点を持つ3 都市に注目し、それぞれの都市における現代アートの基盤や文化的土壌を比較し、地域に潜在する自律的な文化エコシステムの可能性を探りました。

このたび開催する「国際シンポジウム2025|アート・エコシステムの複層性:シーンを構築するプ
レイヤーたち」では、前回の成果を踏まえ、アート・エコシステムの「複層性」に光をあてます。ICA京都が掲げる「世界を実感するためのプラットフォーム」としての役割を背景に、地域に根ざしたアー
ト実践に関わる多様なプレイヤーを国内外から招き、各セクターによる立場や価値基準、実践を通して
見えてくるシーンの成り立ちや、関わり方、支え方について検討します。具体的には、1.インディペン
デントなアートスペースやコレクティブ、2.民間財団や中間支援組織、そして、3.国内外の公立美術館
など、役割やスケールの異なる3つの視点を軸に、それぞれの経験とその課題を共有します。制度や資
源の分配、文化政策との関係、アーティストの持続可能性といったテーマを取り上げることで、アート
を取り巻く環境を相対化し、多様な地域における連携のあり方や、アジアにおけるアートシステムの特
異性を探ります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26069/605/26069-605-abe4b2c6c7f00791282c4eb9db4158f9-645x430.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2022年開催の国際シンポジウムの様子

開催概要
ICA 京都|国際シンポジウム2025
アート・エコシステムの複層性:シーンを構築するプレイヤーたち

登壇:マリー・パンサンガ(STORAGEディレクター・キュレーター [バンコク])、田中和人&菅かおる(artist-run space soda [京都])、ミラ・アスリニングティアス & ディト・ユウォノ(Cemeti - Institute for Art and Society ディレクター [ジョグジャカルタ])、ホアン・シャオアン(Hong Foundation キュレーター [台北])、稲村太郎(公益財団法人セゾン文化財団 プログラム・ディレクター [東京])、保坂健二朗(滋賀県立美術館 ディレクター〈館長〉 [滋賀])、松岡剛(広島市現代美術館 主幹学芸員 [広島])、ヒジョン・パク(韓国国立現代美術館(MMCA)チャンドン・レジデンシー マネージャー [ソウル])、punto(共同スタジオ [京都]) 、TRA-TRAVEL(アートハブ [大阪])、MOMENT Contemporary Art Center (コンテンポラリーアートセンター [奈良])、小林瑠音(兵庫県立芸術文化観光専門職大学 講師)、片岡真実(ICA京都 所長)、中山和也(ICA京都 副所長)、堤拓也(ICA京都 プログラム・ディレクター)、金澤韻(ICA京都 特別プロジェクト担当ディレクター)

日程:2025 年11月8日[土] 13:00-17:00(インフォーマル・ギャザリング [懇親会]17:30-20:00)、11月9日[日] 10:00-16:00
会場:真宗佛光寺派 本山佛光寺 白書院(京都市下京区新開町397)
定員:80名程度(要事前予約/入退場自由)
料金:無料
言語:日英同時通訳あり
託児:あり

主催:ICA京都、京都芸術大学大学院
助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団
協賛:ジャム・アクザール
協力:BnA Alter Museum

参加ご希望の方はこちらのサイトからお申し込みください▼
https://icakyoto.art/programs/symposium/


実施内容
DAY 1|11月8日[土]
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13:00-13:30
■イントロダクション

13:30-15:00
■セッション1「どのようにローカルアートシーンを醸成するのか?」
自主的に活動するアートスペースやイニチアチブ、アソシエーション等に注目したセッション。個別の
アートシーンに対するローカルな実践を共有します。

登壇者:
マリー・パンサンガ(STORAGE ディレクター・キュレーター [バンコク、タイ])田中和人&菅かおる
(artist-run space soda [京都])
ミラ・アスリニングティアス&ディト・ユウォノ(Cemeti - Institute for Art and Society ディレク
ター [ジョグジャカルタ、インドネシア])

モデレーター:
堤拓也(ICA 京都 プログラム・ディレクター)

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15:20-16:30
■セッション2「どのようにローカルアーティストを育て、国際化させるのか?」
助成や支援を行う民間財団にフォーカスしたセッション。助成制度や資源分配を通して、どのように
アーティストをサポートし、成長させていけるのか、その力学を相対化します。

登壇者:
ホアン・シャオアン(Hong Foundation キュレーター [台北、台湾])
稲村太郎(公益財団法人セゾン文化財団 プログラム・ディレクター [東京])
モデレーター:小林瑠音(兵庫県立芸術文化観光専門職大学 講師)

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17:30-20:00 [会場:BnA Alter Museum]
■インフォーマル・ギャザリング[懇親会]
要事前予約
ケータリングをご用意いたします。ドリンクは会場のバーにてお買い求めください。


DAY2|11月9日[日]
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10:00-11:30
■セッション3「美術館はどのように今のアートエコシステムに関われるのか?」
国内およびアジア圏にある美術館からのゲストを交え、それら公的機関がいかに現在のアートシーンに
責任を持ち、貢献できるのかについて検討します。

登壇者:
保坂健二朗(滋賀県立美術館 ディレクター〈館長〉[滋賀])
松岡剛(広島市現代美術館 主幹学芸員 [広島])
ヒジョン・パク(韓国国立現代美術館(MMCA)チャンドン・レジデンシー マネージャー [ソウル、韓国])
モデレーター:片岡真実(ICA京都 所長)

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13:00-14:00
■関西ローカルプレイヤーズピッチ
京都を含む関西のローカルプレイヤー、スタジオ、拠点等をピッチ形式で紹介するコーナー。国外から
来るゲストや来場者たちに認知され、新たな出会いと交流が生まれることを狙う枠組です。

登壇者:
共同スタジオ punto [京都]
アートハブ TRA-TRAVEL [大阪]
コンテンポラリーアートセンター MOMENT Contemporary Art Center [奈良]

ファシリテーター:
金澤韻(ICA京都特別プロジェクト担当ディレクター)

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14:30-15:45
■セッション4:総評セッション、全体ディスカッション
本セッションでは、主催者と参加者が一堂に会し、シンポジウムを通じて得られた洞察を振り返ります。また観客からの質問やフィードバックを共有し、今後の展開に向けた展望を描きます。

登壇者:小林瑠音(兵庫県立芸術文化観光専門職大学 講師)、片岡真実(ICA京都 所長)、中山和也(ICA京都 副所長)、堤拓也(ICA京都 プログラム・ディレクター)、金澤韻(ICA京都 特別プロジェクト担当ディレクター)ほか

ICA 京都とは
ICA(Institute of Contemporary Arts)の名称は、1946年に創設されたICAロンドンが広く知られています。その前衛的・実験的なコンセプトは世界各地に広まり、現代アートを中心に多様なジャンルが交わるクリエイティブな空間として発展してきました。ICA京都はこの精神に共感し、現代アートの実験的制作や研究活動の場として創設しています。現代アートのエコシステムが複雑化する中で、グローバルな世界と接続する道のりは容易ではありません。また、京都は日本の伝統文化が深く根付いた特異な都市であり、その社会・歴史・文化的な文脈の中で、グローバルな現代アートとどのように呼応し、新たな価値を創出できるかを考える必要があります。ICA京都はこれらの課題を共有し、京都と世界をつなぐ開かれたプラットフォームとして機能します。大学院教育とも連携しながら、これからのアートシーンでグローバルに活躍する人材を育成するため、アジアを中心にアーティストやキュレーターのネットワークを構築することに尽力していきます。
https://icakyoto.art/
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26069/605/26069-605-b27ca654e376df5eb8a6a81a50227299-649x433.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ICA京都の活動から ートークイベント「ICA Kyoto TALK」の様子

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26069/605/26069-605-314a588c19a7b8cb1dd26f6fdedf634e-2124x1306.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ICA京都の活動から ーアジア美術系大学学生会議の開催(2025年11月)

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