「上上下下左右左右BA」。これは、ファミコン世代の人なら誰もが知っていると言っても過言ではないコナミコマンド。コナミから発売されている一部のゲームソフトで、このコナミコマンドを入力するとパワーアップしたりする裏技です。そんなコナミコマンドが、商品名に入ったお弁当が販売され、Twitter上で話題になっています。
そのお弁当とは、宮崎県内で「ナガノヤ」と「ウメコウジ」の2つの屋号で、10店舗の食品スーパーを展開する株式会社永野が開発・販売している「↑↑↓↓←→←→BA弁当」(573円/コナミの語呂合わせ)。2020年5月22日から販売中の新商品です。
芳士店と佐土原本店の
↑↑↓↓←→←→BA弁当
売場 pic.twitter.com/wXCXeeotBc— ナガノヤ ウメコウジ (@naganoya_yuta) May 22, 2020
この商品が発売されると、Twitter上では目撃者から「↑↑↓↓←→←→BA弁当ってなんだよw」「『コナミコマンド』弁当とでも読めばいいのか」「ナガノヤのお弁当強烈すぎるw」など、コメントや写真が次々と投稿されました。
そこで、「↑↑↓↓←→←→BA弁当」の真相を究明するため、株式会社永野に連絡。本部の担当者に詳しく聞くと、「↑↑↓↓←→←→BA弁当」は牛焼肉、九州産若鶏の自家製チキンカツ、錦糸たまご、合成着色料不使用の紅生姜を、九州産米のごはん(450g)にのせた総重量700g超えのお弁当で、「発売して間もないので、知らないお客様もいるとは思いますが、ツイッターなどの情報で買いに来られるお客様は多くなっています」とのこと。さらに、「商品名とお弁当の関連性は全くありませんが、お客様それぞれの解釈で楽しんでいただければと思います」と語る担当者。
「ナガノヤ」や「ウメコウジ」で販売されているお弁当のネーミングは、全て株式会社永野の代表取締役・永野雄太氏が担当しているそうで、ユニークな商品名(「マジ卍弁当」や「ムーンウォーク弁当」など)のお弁当が多いですが、担当者曰く「どのお弁当も商品名に意味はありません」とのこと。永野社長の直感とセンスでつけられているそうです。
「意味ないんかーい!」と思わずコケてしまいそうになりましたが、コナミコマンドと言えば、シューティングゲームの「グラディウス」が有名。ということは、永野社長も「グラディウス」が好きだったのでしょうか?
これも聞いてみると「グラディウスは、小学生の頃に遊んでいたとのことで、この裏技コマンドには大変助けられたそうです。しかし、グラディウス3では自爆してしまったので大変ショックを受けた」という社長エピソードが出てきました。ちなみに、「一番好きなシューティングゲームはグラディウス2」だそうです。
「↑↑↓↓←→←→BA弁当」は、お弁当メニューに焼肉系の弁当が無かったため企画したのだとか。しかし、「素材が高いので、573円と他の弁当より高くなってしまいました。内容や価格は、もう少し改善の余地はありそうです」と、今後リニューアル予定でることを教えてくれました。リニューアルされた「↑↑↓↓←→←→BA弁当」の中身は、いったいどうなっているのか?値段は573円(コナミ)ではなくなってしまうのか?注目ですね。
<記事化協力>
ナガノヤ ウメコウジ(@naganoya_yuta)
(佐藤圭亮)