結婚式を挙げた方は、式場をどのような理由で選びましたでしょうか?「料理が美味しそう」「会場の雰囲気が良い」「料金が安い」など、いろいろあると思います。しかし、「アルパカが指輪を運んできてくれる」という理由で式場を決めたカップルは、もしかしたら少ないかもしれません。

 Twitterユーザーのイナミさんはホテルエピナール那須が2013年から始めているアルパカウエディングで結婚式を挙げたことを報告。「リングを渡す前にアルパカが帰ろうとするところも込みで最高に可愛かった」と幸せそうな写真を共にツイートしました。

ホテルエピナール那須が2013年から始めているアルパカウエディング

 写真にはアルパカの首にかかっている指輪を外そうとする新郎さんの姿が写っています。アルパカのモフモフ感やアルパカになめられそうになっている新郎さんなど、楽しそうな雰囲気が伝わってきて、なんだかこちらも思わず笑みがこぼれてしまいます。

 アルパカウエディングは新婦であるイナミさんの希望だったそうで、イナミさんのご両親には話していたみたいですが、新郎さんのご両親にはサプライズのため内緒にしていたとのことです。ただ、イナミさんのご両親も「本当にアルパカが出てくるわけない」と信じていなかったそうですが……。でも、その気持ちも分かります。

 元々は「海外で動物と写真を撮るフォトウェディングをするつもりだった」と言うイナミさん。しかし、コロナ禍ということもあり断念。日本国内で動物と関われる場所を探していたところ、ホテルエピナール那須のアルパカウエディングを発見し、「ここしかない!」と式場見学1件目で即決したとのこと。

約1000組が利用!一番の魅力は「笑顔」

 ちなみに新郎新婦もアルパカと対面したのは本番の時だったため、「入場の際に飼育員さんと一緒にお辞儀をしてくれたことに感動しました」と話していました。

 本番中、アルパカは新郎さんのブートニアを食べてしまったり、リングを渡し終わったと思って帰ろうとしたりと、ハプニングの連続だったそうですが、「全部込みで本当に可愛くてお利口で、もっとアルパカが大好きになりました」と楽しそうに教えてくれ、大満足な様子でした。

■ 約1000組が利用!一番の魅力は「笑顔」

 今回のアルパカウエディング。ホテルエピナール那須に詳しく聞くと、2021年で9年目を迎え、今まで約1000組の新郎新婦が利用したとのこと。始めたきっかけは那須らしさ、そして楽しくて面白い演出を提案したいという思いがあり、地元で人気のアルパカにスポットをあてたそうです。

 そして、一番の魅力は「笑顔」と言い、長いまつ毛にパッチリな瞳で愛嬌のあるアルパカの笑顔はもちろん、アルパカを見ている人たちも、その優しい雰囲気に自然といつの間にか笑顔になってしまうとのこと。

 また「『癒やし』にとどまらず、癒やしを超えた『元気』を与えてくれる、そんな不思議なパワーも持っています」と、担当者は熱く語ってくれました。

 「厳粛な雰囲気が一気に和みました!」「子供たちが喜んでくれて良かった!」など好評で、新郎新婦だけでなく老若男女問わずゲストの人たちにも喜んでもらえるというアルパカウエディング。式場を決める理由の1つに「アルパカが指輪を運んできてくれる」という項目を足しておくのも良いかもしれませんね。

<記事化協力>
イナミさん(@AM2500)
ホテルエピナール那須

(佐藤圭亮)