ミニチュアの面白さは、身近なものが小さいサイズに凝縮されること。そして小さいサイズにもかかわらず、細部まで表現されたミニチュアは、作り手の細やかな技法を雄弁に語ってくれます。洗濯物を干すピンチハンガーを1/12スケールで表現したミニチュアがTwitterでお披露目され、そのかわいらしさが話題です。
BonneChance*のyuriさんは、1/12スケールで様々なものをジャンルにとらわれず作っているミニチュア作家。作品をTwitterで発表しているほか、ミニチュアアート展を通じて販売もしています。
そんなyuriさんが、11月に開催予定の「ミニチュアアート展2021」に向けて作った作品が、洗濯した小物を干すために使うピンチハンガー。
指で持ち上げた画像を見ると、ほんの数ミリに過ぎないピンチ(洗濯バサミ)のディティールが繊細に表現されているのが分かります。アーチを描くバネの部分も金属線でできており、ちゃんとピンチが揺れる構造。
このため、下に置くと実物同様、ハンガーにぶら下がったピンチがクタクタになります。指先ほどの1/12スケールだということを忘れてしまいそうです。
yuriさんは普通のピンチだけでなく、くまさんのピンチをあしらったハンガーも作っています。こちらは、くまさんピンチが色とりどりのカラーとなっており、ミニチュアだけでなく実物サイズの商品があったら人気が出そうですね。
作品を通じ「身近なものが小さくなるだけでも楽しい気持ちになれるので、ミニチュアの魅力をもっとたくさんの方に知っていただければと思います!」と語るyuriさん。楽しいだけでなく、優しい気持ちになるミニチュア作品です。
このピンチハンガーは、11月20日~11月28日にオンラインで開催される「ミニチュアアート展2021」に出品されます。yuriさんはこのほかにも、1/12スケールのぬいぐるみなど、様々な作品を展示するそうですよ。
ミニミニサイズの
ピンチハンガーを制作しました💫
靴下とか干すあれです!こんな名前があったなんて
知りませんでした😳❣置いたときにクタッとなる
感じがお気に入りです❤この作品は#ミニチュアアート展2021
での展示作品となる予定です🥰 pic.twitter.com/jcyhAjw23M— yuri (@BonneChanceYuri) October 6, 2021
<記事化協力>
yuriさん(@BonneChanceYuri)
(咲村珠樹)