「ジューンブライド」という言葉があるように、結婚式シーズンなのが6月です。

 SNS上でも様々な挙式報告がされる中、Twitterユーザーのわかさんは、自身の夢だった「バイク結婚式」を挙行しました。

 「今日は結婚式でした。私たちのバイクも一緒に、たくさんの方々に祝ってもらえて最高に幸せな一日でした」

投稿日が結婚式だった投稿者。眼前にはなぜかバイクが。

 つぶやきとともに、結婚式写真を投稿したわかさん。投稿写真では、新郎新婦の幸せいっぱいな姿が写し出されていますが、眼前には二台のバイクが。形状からするに、新郎側(左)がKawasakiのZXー10R、新婦側(右)が同じくKawasakiのNinja250白のようですが、2枚目に至っては両人とも跨っています。

 実はこの「バイク結婚式」は、新婦であるわかさんたっての希望で実現したもの。バイクユーチューバーであるRAMPAGE MONKEYさんが、YouTubeチャンネルで配信した「バイク女子と結婚します」という動画に強い影響を受けてのものだったといいます。

 2019年に配信された動画では、バイクで式場に向かう道中から、式を挙げる様子までが紹介されています。再生回数は25万回を突破するなど、配信当時も大きな話題になりました。

 同じ職場で知り合った夫がバイク好きだった影響で、興味を持つようになったというわかさん。先の動画を見て、「いつの日か『バイク結婚式』を挙げたい!」と憧れるようになります。

 しかし、当時のわかさんは免許未取得。一念発起して教習所に通い始めます。それがちょうど1年前の2021年6月。無事免許取得が叶い、同年10月にNinja250を購入します。

 既に今年3月には婚姻届を提出し、夫婦関係にはなっていましたが、ちょうど1年という節目もあり、結婚式を挙げたのが投稿日でもある2022年6月26日でした。動画と同じく、当日は両人ともバイクで式場に向かい、車両は“ウェルカムバイク”として入口に飾ったそうです。

結婚式当日は式場までバイクで向かいました。

 しかしながら、「バイク結婚式」はさすがに物珍しさがあったとのこと。エンジンを切り停止した状態とはいえ、「まさかウェディングドレスでバイクに跨るとは思っていなかったようで、参列者全員が驚いていましたね(笑)」と、当日についてわかさんは振り返っています。

 少なくないサプライズを提供した新婚ライダー。しかし、それ以上の祝福をリアル・デジタルの双方で受けることとなりました。末永くお幸せに!

<記事化協力>
わかさん(@lappisch_4869)

(向山純平)