ツイッターユーザー・ぷんさんが作った「手毬ケーキ」。一見するとフェルト作品のように見えますが、実はこのケーキ、本当に食べられるんです!
フェルトに見える生地の正体は、薄く焼いたクレープ生地。作品のために10種類の生地を用意し、これを組み合わせて手毬のように見立てます。
アクセントとなる花の模様には、エディブルフラワーという食用の花を貼り付け、黄色い小花の飾りは、チョコレートと砂糖を用いて制作。和の雰囲気が漂う、かわいらしい手毬になっています。
直径10cmほどのケーキは、肝心の中身にも強いこだわりが。半分は生のイチゴやシャインマスカットが入ったふんわりレアチーズ、もう半分はビスキュイ生地とガナッシュという構造で、果物やチョコレートの甘さと、さっくりとした食感が同時に楽しめるという、なんとも贅沢な仕様です。
このまま菓子店で販売されていてもそん色のないクオリティを誇るケーキですが、ぷんさんにとってお菓子作りはあくまでも趣味。今作もたまたま手毬を見かけた際に、これならお菓子で作れそうだなと感じたという、ふとした気づきが元になっています。
それを、もともと和のテイストが好きだというぷんさんがアレンジし、見た目だけでなく、味や食感も自分好みに。まさに趣味だからこそできる、ぷんさんによるぷんさんのためのケーキなのです。
にもかかわらず、投稿にはスイーツ愛好者からの大きな反響が。「美しすぎて食べるのがもったいない」「作りがすごく繊細で、素敵!」といった絶賛のコメントが相次ぐなど、ぷんさんの「好き」を詰め込んだケーキは、多くの方にとっても同じように「食べたい!」と思わせるものであった模様。
今作は過去に作ったものでありながら、ぷんさん自身もお気に入りという自信作。「多分私しかやってない」というハッシュタグと共に投稿された作品ですが、おそらく真似をしたくてもできない、という方がほとんどでしょう。
クレープ生地で包んだ手毬ケーキ。
食べられるよ
お花の金具みたいなのはチョコレートとお砂糖。 pic.twitter.com/WLT2YeqBxv— ぷん (@Pum_Jeunesverts) August 21, 2022
<記事化協力>
ぷんさん(@Pum_Jeunesverts)
(山口弘剛)