サイゼリヤの「イタリアンプリン」に、無料の塩をかけると美味しいらしい。

 Xで話題になっていたこのアレンジレシピ、実際にサイゼリヤに行って試してみました。

■ プリン+塩でもっと美味しくなる?

 サイゼリヤのイタリアンプリンは、ミルクと卵の濃厚な味わいと、カラメルの香ばしさがよく合う定番デザートです。価格は税込250円。

サイゼリヤ

定番デザート

 アレンジレシピに使うのは、調味料コーナーに置かれている「シチリア産海塩」。ミルタイプの容器に入った粗塩です。

シチリア産海塩

 到着したプリンを、まずはそのままひとくち。カラメルのほろ苦さをしっかりと感じることのできる、甘さ控えめな味です。食感もなめらかで、もちろんこれだけで十分な味。

イタリアンプリン

ノーマル状態で食べる

 海塩を入れると、ここからさらにパワーアップする……?

 スイカなど甘いものに後から塩をかけるアレンジはありますし、筆者もよくやります。が、プリンにかけるのは今回が初めて。

塩をかける

■ 苦み、塩気、甘みの三連コンボが口の中を美味しいで埋め尽くす!

 「本当に美味しいのか?」ではなく「どれくらい美味しくなるんだ?」という気持ちでかけていきます。カラメルソースの上にある透明な粒々が塩です。

 量を調整しつつ、スプーンでひとくち分すくって食べてみますと……あ~~~~

苦み、塩気、甘みの三連コンボ

 めっちゃ、うまい!

 カラメルソースのほろ苦さと塩気がまずあって、その奥からプリンの甘味がむくむくと膨らんでくるような感じです。

 口に入れた一瞬はややしょっぱい、でもそのあとで増幅された甘さがやってきます。苦み、塩気、甘みの三連コンボが口の中を美味しいで埋め尽くします。

ノーマルプリンでは物足りなくなる

 ちなみに甘く感じられるのは、異なる味のものを組み合わせることで片方の味を強める「相比効果」によるもの。

 イタリアンプリンが甘さ控えめの味だからこそ、塩味による強調が、より効果を発揮するのかもしれません。

 また「海塩」が粗塩タイプなのもよく、ザラザラとした塩の食感がプリンの滑らかな舌触りの間に混じると、咀嚼していても楽しいです。

粗塩で食感も楽しく

 味だけでなく、食感までパワーアップするとは……!しかも「海塩」は調味料コーナーにあるので無料!

 かける塩の量はお好みですが、少し塩味強めか好きな筆者としては、ひと口にミルひと回しがベスト。そこまで塩味が好きではないという方は、ミル半回しくらいから始めてみるのが良いかもしれません。

 あとこれは気のせいかもしれませんが、プリンの側面(黄色い部)にかけるより、カラメルソースの部分にかける方が、より味の変化を感じられる気がしました。

 ただ、1つ問題もあります。それはこの海塩アレンジを試したあと、ノーマル状態のイタリアンプリンを食べると、物足りなく思ってしまうこと。

 一度手を出したら引き返せない、悪魔のアレンジです。

(ヨシクラミク)