炎上ネタを得意とするインフルエンサーの滝沢ガレソ(たきざわがれそ)氏が3月13日、自身のTwitterアカウントを通じて「今後の運営方針の参考にさせていただきたい」と、意見を求める呼びかけを行った。

 滝沢氏は主にTwitterを通じて活動しているインフルエンサー。Twitterのフォロワー数は177万にものぼり、その発言は時にニュースサイトやテレビよりも強い影響力、拡散力を持つことで知られている。

 一方、炎上ネタを紹介する際には、「問題を起こした人物」がたとえ未成年であったとしても、顔写真などの情報を伏せずに紹介してしまうことから、「私刑を促している」「信者を扇動して炎上を大きくしている」などの意見もあり、問題視される側面ももっている。

■ 「軽い判断で人の人生を潰せるレベル」という意見

 滝沢氏が3月13日に投稿したのは、自身の活動に関する一般Twitterユーザーからの意見。スクリーンショットした実際の投稿画面を添える形で紹介された。

▼滝沢ガレソ氏Twitterアカウント(@takigare3)より引用

・【話題】「滝沢ガレソはアカ凍結されるべき」「軽い判断で人の人生を潰せるレベルに到達しており危険」というツイートがバズり中
※皆さんの意見をリプで頂けると今後の運営方針の参考にさせていただきます
(午後3:56·2023年3月13日投稿より)

・どちらかというと「一切気にせずもっとやれ!」という意見は必要ないので、今後改善できる点について意見を頂けると幸いです
(午後4:08·2023年3月13日投稿より)

 一般ユーザーが投稿したのは「滝沢ガレソ、軽ーい判断で一人の人生を余裕で潰せるレベルに到達してるしそろそろ永久凍結ぐらいにしておいた方がいい」というもの。

 この投稿は大きく注目され、滝沢氏が投稿したスクリーンショットの画像時点で1.1万リツイート、2646引用ツイート、9.2万いいねを記録。さらに滝沢氏がツイートを引用して意見を求めたことにより、3月13日には「滝沢ガレソ」「ガレソさん」がTwitterトレンド入り。より大きな注目を集めることとなった。

 なお、意見を投稿した一般ユーザーのアカウントは、3月14日10時現在(記事執筆時点)すでに削除が行われている。

 滝沢氏がスクリーンショットという形で引用したものの、アカウント名やIDが伏せられていなかったことから、多くの反響が寄せられアカウントの所有者自ら削除したものと思われる。

■ 「私刑」を肯定する意見も

 滝沢氏が意見を求めたツイートには、最初のツイートだけでも、5786件のコメント、4765件の引用ツイート(記事執筆時点)で意見が寄せられた。

 あつまった意見は『「一切気にせずもっとやれ!」という意見は必要ないので』という説明が行われたこともあり、「元ツイートに同感」といったやり過ぎを指摘する声が多い一方、現在の活動方針を支持する「いまのままで」といった声も多く、「私刑」を肯定する意見も目立つ。

 また中には、「事象により個人を特定できないように」など紹介方法についてのアドバイスや、「全く別の人がさらされる危険性」などデマを拡散させてしまう懸念の声も。

 その他には「法治国家に私刑はいらない」といった内容のものも多く寄せられている。

■ 未成年者をモザイク無しで取り扱ったツイートを削除

 一連の意見をうけ、投稿同日の3月13日夜に再び滝沢氏がツイート。過去に投稿した「未成年者をモザイク無しで取り扱ったツイート※」は削除したことを発表した。

 また「今後についても未成年者に関するニュースは特に慎重に取り扱います※」とコメント。未成年に関する扱いのみ言及するにとどめた。(※午後10:49・2023年3月13日投稿より)

<参考・引用>
滝沢ガレソ氏Twitterアカウント(@takigare3
※画像は滝沢ガレソ氏Twitterアカウント(3月13日投稿画面)のスクリーンショットです。モザイクは編集部にて処理。

(宮崎美和子)