2023年のお盆期間は8月13日から16日までが一般的。仕事の休みを利用して、実家に帰省する方も多いと思いますが、筆者は実家に帰った時に必ずと言っていいほどやっていることがあります。それは「子どもの頃の俺コレクション」の発掘。
何ともありがたいことに、実家の両親は小さい頃の思い出を今も捨てずに取っておいてくれているのです。当時収集していたものや、雑誌の付録、ちょっとしたものまで、発見すると”あの頃”を思い出してとても懐かしい気分に浸れるんですよね。
今回は先日実家に帰った際に発掘した「俺コレクション」の一部をご紹介。昭和後半生まれの同世代の方にはきっと共感してもらえると思います。
■ ヘッドに夢中「ビックリマンシール」
多くのアラフォー世代にとって、幼少時に触れたカルチャーのひとつであろう「ビックリマンシール」。特に大ブームを引き起こした「悪魔VS天使」シリーズのリリース以降は売っているお店を探すのも一苦労で、筆者も行きつけの商店に足しげく通いながら収集したものです。
中でも「ヘッド」と呼ばれるホログラムシールは特に貴重で、引こうものなら大事に扱っていました。幼少時の筆者もわざわざバインダーに入れて保管していた模様……。あれから30年以上経過した今もなお続く収集癖は、きっとこの頃の体験が礎となっているのでしょう。
あまりの人気ぶりに、シールだけ抜いてお菓子を捨てる……なんて現象も横行していました。あのお菓子がおいしいのに……。今はアニメやゲームのキャラクターとのコラボバージョンを見かけることが多くなりましたが、お菓子のおいしさは健在。お菓子目的で購入する……という方も少なからずいるはず。
■ キラを持っていれば注目の的「カードダス」
ビックリマンに続くブームを構築したのが、専用の自販機から購入する「カードダス」。1枚20円(のちに5枚100円が主流に)という安価で、小さな子どもでも気軽に購入できたことが特徴。筆者ももちろんこの流行に乗っかり、夢中になって集めていました。
特に人気が高かったのが「SDガンダム」と「ドラゴンボール」シリーズのカード。ビックリマン同様に、背景が輝く「キラカード」は持っているだけで皆の注目の的。いち早く当てようと、おこづかいの大半を費やしていたものです。
友人らとカードを交換しながら収集するトレーディング要素を持ちながら、一方で「HP」や「BP」といった数値で遊ぶゲーム要素を持っていることもカードダスの特徴。しかし……正直ゲームとして遊んだ覚えはほとんどありません……。おそらく多くの方がそうだったのでは?
■ やたらと豪華「コロコロコミックの付録」
当時の小学生には大きく分けて2つの派閥がありました。そう、「コロコロ派」と「ボンボン派」である。二大子ども向け月刊漫画誌としてバトルを繰り広げ、後にボンボンは廃刊となってしまいましたが、当時もやはりコロコロ派が多数派であったように感じます。
言わずと知れた名作漫画「ドラえもん」を筆頭に、「おぼっちゃまくん」や「つるピカハゲ丸」といった人気作品の連載を持ちつつ、「ミニ四駆」や「ファミコン」といったホビー、ゲームとのタイアップも多数。当時の男の子向けカルチャーをけん引していた存在と言っても過言ではないでしょう。
そんなコロコロコミックといえば、子どもゴコロをくすぐる豪華付録も特徴。筆者のコレクションにも当然のように当時の付録が保管されていました。おぼっちゃまくんの100億円紙幣に見立てたメモ帳や、ミニ四駆のお役立ちノート(?)的なものも。自分で言うのもなんですが、よくこれを取っておいたもんだなぁ……。
■ 野球カードやJリーグカードなどその他にも盛りだくさん
その他にも野球カードやJリーグカードなど、懐かしいアイテムを多数発掘することが出来ました。おそらくこのほかにも、ゲームソフトやガンプラ、ドラゴンボール消しゴムなんかもあったと記憶していますが、時間の都合もあり、一旦今回はここまで。また次回以降の帰省時にしっかりと探索してみたいと思います。
発見した際は「ああ、こんなの集めてたなぁ」とか「なんでこれ取っておいたんだろ?」と、昔の自分と対話しているような、そんな気分に浸れる「俺コレクション」の発掘。
お盆に帰省を考えている方は、ちょっとしたお宝さがしの気分で、探してみてはいかがでしょうか?もしかすると思わぬお宝が眠っているかもしれませんよ?
(山口弘剛)