使う予定がないのに衝動買いしてしまった、すでに持っているものを購入してしまった、こんな買い物にまつわる後悔をしたことがある人は少なくないはずです。

 著書に「文房具の解剖図鑑」などがあるライターでイラストレーターとしても活動しているヨシムラマリさんは、衝動買いでの無駄遣いを減らすために自身が始めたことをSNSで紹介。「私もやってみたい」と注目を集めています。

 ヨシムラさんが衝動買いを減らすために始めたこととは購入したものを絵で描くこと。

 すでに持っているものを重複して購入したことはないものの、欲しいと思ったものはわりと衝動的に買ってしまうタイプなのだとか。そのため月末にクレジットカードの明細を見ながら家計簿をつけている時など、「こんなに使ったかな……?」と合計金額に驚いてしまうことも。

 しかし、2024年から購入したものを絵に描いてビジュアル化してみたところ、実感が段違いで「なかなかいい」と手ごたえを感じている様子。すでに購入してあるものを「ちゃんと愛でようね」という気持ちにもなったといいます。

ヨシムラさんがXに投稿した内容

 ヨシムラさんが絵を描いているのはマンスリー手帳の月と月の間にあるメモページ。元々マンスリー手帳は、カレンダーの部分にひとコマ絵日記を描いていたそう。イラストで記録すると見返す時に便利で楽しいと実感していたので、「買い物もビジュアル化してみよう」と思って始めたのだとか。

ひとコマ絵日記

 投稿された写真を見てみると、手帳のメモページには「LED電球色シート」や「ユニクロのロンT」、「プロテイン用のスクリュートップキーパー」など、2024年に入って購入した様々なものが日付と一緒にイラストで描かれています。たしかに、こんな感じで絵に描いていたら、記憶にも残りそうです。

 まだ始めたばかりなので効果のほどは分からないと前置きしつつも、「これ本当に欲しいのかな?」「今月はすでにいろいろ買っているから、来月まで待ってみて、その時にもまだ欲しかったら改めて考えよう」など、立ち止まって考えるきっかけになっているとヨシムラさん。少なくとも現時点においては、節約に繋がっているようです。

<記事化協力>
ヨシムラ マリさん(@coromegane

(佐藤圭亮)