X(旧Twitter)で、密かにおこっている「たぬきブーム」。たぬきと言えば、目の周りの模様と縞々の尻尾を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
そんなたぬきのイメージに一石を投じたのは、ekot_タカ(お絵描き大臣)【サブアカウント】さん(以下、タカさん)。正しいたぬきのイラストと、多くの人が誤解しているであろう誤ったたぬきのイラストが紹介され、反響を呼んでいます。
■ たぬきの尻尾は縞々ではない
「誤」のたぬきは、たぬきの代名詞とも言える両目を囲むような黒い模様と、縞々の尻尾が特徴。
一方、「正」のたぬきの顔を見ると、目の周りは黒いものの左右の黒い部分はつながっておらず、尻尾も縞々ではありません。
両者を比較してもにわかには信じられなかったため、たぬきの画像を片っ端から確認したところ、どのたぬきも「正」の模様に縞々ではない尻尾。なんと……。
■ 「知らなかった」「誤の方がもはやタヌキ感ある」の声
このイラストに衝撃を受けたのは筆者だけではないようで、コメント欄には「知らなかった」という声が多数見受けられます。中には、本物のたぬきに何度も遭遇しているにも関わらずずっと誤った認識をしていた人も。
他に「脳が拒否する」、「間違ったたぬきのイメージしかない」、「どこで刷り込まれたんだろうか」、「誤の方がもはやタヌキ感ある」などといった意見がよせられています。
■ たぬきのキャラクターの多くが「誤」のイメージを採用
どこで刷り込まれたのかは定かではありませんが、巷に出回っているたぬきをモチーフにしたキャラクターを確認してみると、本来のたぬきの模様ではないものが見つかりました。
ローソンなどで利用できるポイントプログラムPontaのキャラクター「Ponta」や、サンリオの「ぽこぽん日記」、任天堂のマリオシリーズに登場する「たぬきマリオ」、同じく任天堂のどうぶつの森シリーズに登場する「たぬきち」などなど。どのキャラクターにも両目を囲む黒い模様や縞々の尻尾が採用されているようです。
タカさんに聞いたところ、なぜ誤った認識が広がっているのかはわからないものの、やはり世に出回っているたぬきのキャラクターの影響が大きいのではないかとのこと。タカさん自身も、指摘されるまでたぬきの尻尾は縞々で描いていたそうです。
なお、「正」バージョンのイラストがあしらわれた「正しいたぬき布教委員会【ホワイト】ekot Tシャツ」などタカさんの作品は、オンラインハンドメイドマーケット「minne」にて取扱中です。
昨今のたぬきブームに乗っかって、いつかのたぬき pic.twitter.com/EYmrOu1w8F
— ekot_タカ(お絵描き大臣)【サブアカウント】 (@ekot_Taka) March 11, 2024
<記事化協力>
ekot_タカ(お絵描き大臣)【サブアカウント】さん(@ekot_Taka)
タカ(笹川ラメ子)地震大丈夫ですさん(@usagitonekosuke)
ekotロボ【Tシャツ工房ekot】さん(@ekot_ROBOT)
(一柳ひとみ)