健康総合企業の株式会社タニタ(社長・谷田千里)が、ゲーム事業への進出を発表しました。あわせて、セガより発売されているPlayStation4用ゲームソフト「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)」(以下、「とある魔術の電脳戦機」)に対応するコントローラー「ツインスティックVTX(バージョン・タニタ・エキストラ)」のクラウドファンディングプロジェクトを発表しました。

 これまでも何度かセガとコラボ商品を発売してきたタニタですが、遂にゲーム事業に本格参入。数か月前から「とある魔術の電脳戦機」でセガと対戦する谷田社長の姿なども度々タニタ公式ツイッター内で紹介されており、谷田社長のセガ(特にバーチャロン)に対する情熱は健康を大事にする情熱と同様にアツいもの。2月15日には「TANITA ツインスティック・プロジェクト」も発足し、「ツインスティックVTX」の商品化に向けて本格始動。

 本商品は「バーチャロン」シリーズの特徴である二つの操縦桿「ツインスティック」によるダイレクトな操作を実現するもので、同シリーズの原点であるアーケードゲームの興奮を家庭で完全再現。現行の家庭用ツインスティックよりもさらに安定感・重厚感があり、家庭に居ながらにしてゲームセンターでアーケード版を操作している感覚が楽しめます。

 本商品は購入型のクラウドファンディングで商品自体がリターンとなります。6月8日12時より開始し、支援金額は1口5万5400円(税込)。7月30日23時59分までに合計5000口の応募を目指します。クラウドファンディングが成立した場合、リターンとなる本商品の発送は2019年5月を予定。家庭用にしては高い、と感じる金額かもしれませんが、家庭にアーケード筐体を置いた場合に比べれば破格といえる金額でもあります。

 今回開発する本商品は、「一生もののツインスティック」がコンセプト。セガゲームスの全面協力を受け、アーケードの興奮を家庭で完全再現できる商品として、専用筐体と同等の操作性と高い耐久性を実現したのが特徴。家庭用現行品を操作した事がある人ならお分かり頂けると思いますが、これまでのバーチャロンシリーズに対応している家庭用ツインスティックでは耐久性が不安という声がこれまでにも上がっており、高い耐久性と、アーケード版同様の操作性を持つツインスティックをというファンの声も出ていました。本商品では現行のツインスティックでよくメンテナンスが必要となってしまうスティック基部も構造を強化、配線もシンプル化し、ユーザー自身でのメンテナンスもしやすくなっています。

 「タニタでは、ゲームやアミューズメント分野のコンテンツは健康づくりを継続させる有効なツールになり得ると捉え、今後もこれまでのタニタ商品の枠組みにとらわれない異分野の商品開発にも積極的に取り組み、多くの人の健康づくりをサポートしていきたい」としており、今後も他業種との連携を深めていく模様です。

 クラウドファンディングのプラットフォーム「キャンプファイヤー」にて開始されています。

情報提供:株式会社タニタ