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厚生労働省 特別健康対策監の杉 良太郎氏が、国立長崎医療センターを訪問。県の関係者や医療関係団体と「健康対策会議」を実施

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知って、肝炎プロジェクト・健康一番プロジェクト


2025年4月23日(水)に、厚生労働省 特別健康対策監の杉 良太郎氏が、長崎県の国立長崎医療センターを訪問し、長崎県民の健康意識の向上と、命と健康を守るための具体的な策を練るべく、県の関係者や医療関係団体と「健康対策会議」を実施し、意見交換を行いました。
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■杉 良太郎氏「長崎は天然で無料の健康なジム」地域独自の健康作りに期待
杉氏は「長崎は良いところです。ものすごく恵まれた地形だったり、素晴らしい景色があります。」と長崎県の良さを絶賛しました。一方で、「あれだけの坂道があるので、長崎県民はよっぽど足腰が強く健康なのではないかと思っていましたが、地元の方に聞くと、特に高齢者は坂が多いから歩きたがらずに車で移動する方が多いと聞きました」と指摘しました。予想を裏切る長崎県内の現状に杉氏は「坂道の多さを考えれば、長崎は天然で無料の健康なジム。でも、それを歩こうとしない県民性があります。歩くだけでも相当違います。どこに問題や課題があるのかに着目して、市や町でケアしてあげられることはないか考えていく必要があると思います。」と呼びかけ、長崎独自の健康作りに取り組むことを提唱しました。

■杉 良太郎氏「県民はかわいい自分の子どもです。県民を自分の子どもとして、どう考えるかが大切となります。」
長崎県の担当者から「都道府県別の1日あたりの歩数で長崎は男性が34位、女性は14位となっています。」と歩かない県民の実態が明かされ、その対策として「約2年前から歩数などで換算したポイントが協力店で使えるアプリを開発しており、それによって1日あたり平均300歩増えています。」という成果が伝えられました。杉氏は、「1日平均300歩増えて良かったと終わらせるのではなく、正しく危機意識を持ってもらうために、県民に強く伝えていく必要があります。あなたや、あなた以外の家族が1人でも病気になったらどれだけ暗くなるのか、そのようなこともよく説明してもっと厳しく対処していかなければ、大切な県民の命は守れません。健康で長寿ということを目指すのであれば、関係者の皆が協力しなければ達成できません。 県民はかわいい自分の子どもです。県民を自分の子どもとして、どう考えるかが大切となります。」と強く訴えました。

■無料検査は当たり前ではありません。
また、コロナ禍の行動制限を契機に、肝炎ウイルスの検査件数が伸び悩んでいることについても県から説明がありました。これに対し杉氏は、「日本では無料検査があり、検査をお願いしているにも関わらず、積極的に自分の健康と向き合おうとしない方が多いです。私たちが健康の砦となってやらないといけません。」と、健康対策の推進を強く呼びかけました。


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77862/114/77862-114-c818bfefe0c09e2452adc90f0107af6e-3900x2928.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■ダンスで健康促進。病院にかからず、薬を飲まず、人生楽しく過ごすためには。
会議では歩くだけでなく、ダンスでの健康促進も提案されました。ダンスの有効性について杉氏は「ダンスは体を動かすことで健康を維持することができ、認知症予防などいろんな面で良い効果があります。ダンスは体操と違ってリズムがあり、振り付けをマスターしてテンポに合わせて動かないと、どんどん音楽が先にいってしまい遅れてしまいます。さらに、メーキャップして、衣装を着て、人に見られることもダンスならではです。チームでやることの楽しさもあります。」と述べました。東京大学 先端科学技術研究センター 特任研究員の宮崎 敦子氏は、「ダンスは、高齢者が加齢で苦手となる模倣などの課題を改善させる可能性が非常に高いです。」と言い、ダンスをやっている人とやっていない人を比較した研究結果をもとに、ダンスがどのように健康に良い影響を与えるのか紹介しました。また体だけではなく、心の健康にもつながっていることが伝えられました。続けて、長崎県内でシニア世代にダンスを教えている神田 法子氏は「ダンスは笑顔になります。笑いで免疫力を上げることはとても大切だと思います」と、力を込めてダンスがもたらす健康の効果を話しました。一方で「お医者さんはパソコンではなく患者さんの顔を見て診察してほしい。患者も自分の身体に責任を持つ必要がある。」と述べ、患者の目線から医師と患者、それぞれの意識の改善も必要と訴えました。

■八橋氏「肝臓と筋肉は密接に関係しており、肝臓が弱ると筋肉が萎縮してくることが確認されています。」
健康対策プロジェクト実行委員会委員の八橋氏は、「C型肝炎の患者さんはウイルス排除後に明らかに元気を取り戻しますが、特に元気な方に理由を聞くと、80才でダンスをされていたんです。その他の方も習字や登山など、長生きしている方は趣味を持っていることがわかります。また、肝臓と筋肉は密接に関係しており、肝臓が弱ると筋肉が萎縮してくることが確認されています。運動は歩くことが基本ですが、ダンスで筋肉を鍛えることは認知機能のみならず肝臓にも好循環を生み、そして非常に効果的だということがわかります。」と言い、筋肉と肝臓の関係、そして運動の大切さを訴えました。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77862/114/77862-114-45e1dab043be4a12d72f76f44d8bb9bd-871x649.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「知って、肝炎プロジェクト」は2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性をわかりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動しています。また「健康一番プロジェクト」は、年齢を重ねても病気にならず、「心身ともに元気に生きる」ための健康づくりを推進するとともに、健康への関心をきっかけに肝炎対策の広報を効果的に行うことを目的とした、「知って、肝炎プロジェクト」の一環として実施されているプロジェクトです。


■開催概要
催事名  :長崎医療センター訪問「健康対策会議~長崎の県民性を生かして、どう対策していくか~」
日時   :2025年4月23日(水)
開催場所 :独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター(長崎県大村市久原2丁目1001-1)
出席者  :厚生労働省 特別健康対策監                      杉 良太郎 氏
      厚生労働省 健康・生活衛生局 がん・疾病対策課 肝炎対策推進室 室長 安田 正人 氏
      厚生労働省 健康・生活衛生局 がん・疾病対策課 肝炎対策推進室 室長補佐 月村 洋介 氏
      健康対策プロジェクト実行委員会委員                 八橋 弘 氏  
      東京大学 先端科学技術研究センター 特任研究員           宮崎 敦子 氏
      肝疾患相談支援センター長(長崎医療センター)             小森 敦正 氏
      肝疾患相談支援センター相談員(長崎医療センター)           川下 千尋 氏
      長崎県肝炎対策協議会委員(長崎県医師会常任理事)           天本 俊太 氏
      長崎県肝炎対策協議会委員(長崎県五島保健所長)            近藤 徹 氏
      長崎肝友会 代表               安部 都 氏
      長崎原告団 代表               杉山 良輔 氏
      長崎県福祉保健部長               新田 惇一 氏
      長崎県福祉保健部地域保健推進課長               長谷川 麻衣子 氏
             神田 法子 氏

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