社会医療法人 河北医療財団(東京都杉並区、理事長 河北博文)は、7月1日「河北総合病院」を移転開院いたしました。手術支援ロボットの導入や新たにがん放射線治療を開始し、さらなる救急医療の充実を図ってまいります。杉並区阿佐谷で97年の歴史を誇る河北総合病院は新たなステージへ歩んでいきます。
『河北病院』として1928年に内科・小児科の個人病院として開設した河北総合病院は、総合病院としての発展を遂げ、杉並区内最大級の医療機関となりました。1983年から総合病院の建て直しは最優先課題としており、この度、阿佐ケ谷駅北東地区土地区画整理事業の認可を受け、2023年3月より新病院の建設が進められ、2025年6月5日には竣工式・内覧会を開催し、7月1日に開院を迎えました。
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新病院外観
新病院開設にあたって、全職員一体となり新たな医療提供の心と機能を創る必要があります。財団の理念「社会文化を背景とし 地球環境と調和した より良い医療への挑戦」を基本とし、生命に関わる高度な医療から、生活に寄り添う健康生活支援まで、集学的・重層的・地域内完結である診療を一層充実させ“その人らしく生きる“ことを可能にする医療を実現いたします。
【新しい日本の医療モデルをめざします】
▮ 地域に寄り添う、最適な医療とケア
地域内完結型医療へ
河北から半径5km圏内、約100万人の医療を支えます。
現在は三次救急やがん拠点病院がなく、遠方への通院が必要。がん放射線治療の導入で、地域で治療が完結できる体制をめざします。
河北医療連携の会
500以上の病院やクリニックと連携し、転院や在宅医療をサポート。地域包括ケアシステムのもと、切れ目のない医療を提供します。
病床数353床ヘ
407床から353床へ減床し稼働率を上げ、機能向上により医療の質を維持しながら効率的な運営を実現します。
▮ 新しい職場環境で、未来の働き方
柔軟な働き方へ
スタッフは、気分や業務に合わせて場所を選べます。2FホスピタルコリドーやSFスタッフラウンジでは、静かなひとり時間を。4Fフリーアドレスでは、自然なコミュニケーションが生まれ、チーム医療に活かされます。
チーム医療（多職種連携）
多職種の専門性を活かし、連携をすることにより、患者の多様なニーズに集学的・重層的なアプローチをするとともに質の高い最適な医療を提供します。
新看護提供方式-ベースモデル-
拠点（ベース）単位で業務を分担。看護動線が短くなり、負担が軽減され、患者の近くで個別対応ができるため、効率のよいケアが提供できるとともに働きやすい環境を実現します。
▮ DXで医療をもっと快適に
ITによる効率化
スマートフォンの「チャット機能」を使い、スタッフ間の情報共有を図ります。
デジタルサイネージ
患者の待ち時間短縮のために、ディスプレイヘ外来呼出表示をし、将来的に直接呼出へ。多くの情報をわかりやすく表示し発信していきます。
▮ 人と自然にやさしい病院
ZEB Oriented
一次エネルギー消費量34%削減。地球環境に配慮した施設・設備・運営。都内初、最も環境負荷の少ない急性期病院へ。
多摩産木材で癒しの空間
エントランス外装やロビー内装等に使用し、また、敷地内の樹木を最大限保全し日射遮蔽に活用しています。
奇跡の「欅屋敷」
400年の歴史あるこの場所は河北の出発点。屋敷林を保全し、地域の記憶を継承し「森の中の病院」として自然環境との調和を図ります。
【河北総合病院 概要】https://hospital.kawakita.or.jp/
地域医療支援病院、 基幹型臨床研修病院
住所：東京都杉並区阿佐谷北1-6-1 TEL : 03-3339-2121
病床数：353床
標榜科目：38科
内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、神経内科、リウマチ科、リハビリテーション科、小児科、外科、呼吸器外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、耳鼻咽喉科、頭頸部外科、泌尿器科、眼科、皮膚科、放射線科、麻酔科、糖尿病・内分泌代謝内科、腎臓内科、消化器外科、病理診断科、臨床検査科、救急科、感染症内科、血液内科、疼痛緩和内科、精神科、産科、婦人科、乳腺外科、小児アレルギー科、形成外科、美容外科、脳神経内科、腫瘍放射線科
【河北医療財団について】https://kawakita.or.jp/
主軸の河北総合病院は、『河北病院(病床数30床、内科・小児科)』として東京都杉並区阿佐谷に1928年5月開設。1948年にインターンを受け入れ、1988年臨床研修病院の指定、2006年地域医療支援病院の承認を受けました。その後、社会医療法人 河北医療財団として、健診・透析・ケア24・リハビリステーション・分院・介護老人保健施設など次々に新たな施設や病院を新設し、2016年医療法人財団天翁会と統合合併し多摩エリアを含め、幅広く地域医療・健康増進事業などを展開しています。
