
2025年10月21日 シアトル発
2027年10月30日、ホーランド アメリカ ラインとパンナム(Pan Am/かつてのパンアメリカン航空)は、パンナム創業100周年を記念した特別な28日間のカリブ海クルーズ「Pan Am 100周年 レジェンダリー・ボヤージ」を発表しました。出航地はパンナムの本拠地だったフロリダ州マイアミ、使用船はホーランド アメリカ ラインの「ザイデルダム」号です。
このクルーズでは、パンナムの歴史的な飛行艇「フライング・クリッパー」が辿ったルートを再現し、ナッソー(バハマ)、サンファン(プエルトリコ)、ウィレムスタッド(キュラソー)、ポートオブスペイン(トリニダード・トバゴ)、セントジョンズ(アンティグア)など、カリブ海・中南米の18都市を訪れます。
ザイデルダムは、パンナムの「グレート・サークル・ルート(Great Circle Route)」に沿って航行し、当時の航空旅行の礎を築いた18の寄港地を訪れます。そのうち約半数は、パンナムのオリジナルルートに含まれていた港です。
ホーランド アメリカ ラインの旅程企画担当副社長ポール・グリグスビー氏は「パンナムとホーランド アメリカ ラインは、それぞれ空と海で現代の旅を切り拓いてきました。両ブランドは100年以上の歴史を持ち、世界と人々をつなぐサービス精神と探検心を共有しています。このコラボレーションは、旅の黄金時代へのオマージュであり、人類の探究心を讃えるものです」と語っています。
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ザイデルダム
パンナムの歴史と船上での再現
パンナムCEOクレイグ・カーター氏は「かつて“空の船”と呼ばれたクリッパーは、優雅さと快適さの象徴でした。高級食器で提供される多皿の食事、社交の場としてのラウンジなど、飛行機とは思えない贅沢な空間でした。今回、ホーランド アメリカ ラインとの提携により、100年後の海上でその体験を再現できることを誇りに思います」と述べています。このクルーズでは、当時の雰囲気を再現するテーマ料理、時代を感じさせる装飾、歴史的プログラムなどが用意され、旅の黄金時代を五感で体験できます。
主な寄港地と見どころ
- ナッソー(バハマ)、サンファン(プエルトリコ)、ウィレムスタッド(キュラソー)、ポートオブスペイン(トリニダード・トバゴ)、セントジョンズ(アンティグア)など、パンナムのオリジナル寄港地を含む18都市- ホーランド アメリカ ラインのプライベートアイランド「ハーフムーン・ケイ」も訪問
- コロン(パナマ)、カルタヘナ(コロンビア)、コスメル(メキシコ)など、文化と歴史が息づく港も多数
アメリカ建国250周年との連携
このクルーズは、アメリカ建国250周年記念事業の一環として企画されており、この他に2026年7月4日ボストン発の建国記念クルーズも予定されています。ホーランド アメリカ ラインは、アメリカの歴史を形作ったブランドとのコラボレーションを通じて、旅の中でその精神を体験できる機会を提供します。早期予約特典「Have It All」
出港日は 2027年10月30日、出港地は フロリダ州マイアミです。≫ 航路の詳細はこちらから
これはパンナムの本拠地だった都市であり、今回のクルーズはその歴史的背景を踏まえてマイアミからスタートします。
現在「Pan Am 100周年 レジェンダリー・ボヤージ」の予約を受付中です。「Have It All」パッケージ料金で予約すると、以下の早期予約特典が含まれます。
- 寄港地観光、スペシャリティ・ダイニング、シグネチャー・ドリンクパッケージ、Surf Wi-Fi
- さらに、クルーへのチップ無料、エリート・ドリンクパッケージへのアップグレード、プレミアムWi-Fi無料
- マリナーソサエティ会員には最大400ドルのオンボードクレジットも付与
パンナム再起プロジェクト
パンナム(Pan Am/かつてのパンアメリカン航空)は、1991年に倒産したものの、現在はPan American Global Holdings LLCがブランド権を所有し、再起に向けた本格的なプロジェクトが進行中です。2025年には航空投資会社AVi8 Air Capitalと提携し、米国の定期航空会社(Part 121 carrier)としての再認可を目指しています。拠点はフロリダ州マイアミ、機材はエアバス機を使用予定です。CEOクレイグ・カーター氏は、旅行業界で40年以上の経験を持ち、2024年にPan Am Global HoldingsのCEOに就任。パンナムの革新性、サービス品質、グローバルなつながりというレガシーを尊重しつつ、現代の航空市場に適応した持続可能な形でブランドを再構築することを目指しています。再起プロジェクトでは、航空事業だけでなく、空港ラウンジ、ホテル、体験型旅行商品などの展開も視野に入れており、パンナムブランドの多角的な復活が期待されています。今回のクルーズは、パンナムの再起プロジェクトの一環として位置づけられており、空と海の旅の黄金時代を現代に蘇らせる象徴的な取り組みです。パンナムが再び空の旅を提供する日が近づく中、ホーランド アメリカ ラインとのコラボレーションは、ブランド復活の第一歩として注目されています。