進撃の巨人スピンオフ単行本累計部数2800万部を突破する別冊少年マガジン連載中の『進撃の巨人』(諫山創原作)。

今年はテレビアニメが放送され主題歌ごと大ヒットを記録。関連商品は軒並み売り切れ、タイアップキャンペーンはいずれも大成功と……まさに破竹の勢いで日本中に進撃ブームを巻き起こしました。
最近では他の漫画家さんによるスピンオフ作品も複数出版され人気を集めるなど、その進撃ブームはとどまることを知りません。

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進撃の巨人スピンオフ


そんなスピンオフ作品の一つ、月刊シリウス連載中の『進撃の巨人 before the fall』(漫画:士貴智志)の第1巻が先日発売され、帯に書かれた原作者・諫山創さんの作品紹介文が「自虐的すぎる」として大きな話題となりました。

書かれた文言は

――こっちは圧倒的に高い画力で巨人の世界が描かれてますので

確かに自虐的すぎます。
諫山創さんは時々「自分は画力がない」「絵が下手糞だ」といった内容を自身のブログに投稿されています。絵が下手ということが悩みの一つな様子。

これは記者個人の感想になりますが、諫山創さんといえば、漫画家の中では確かに絵はうまい方ではありません。
ただ、コマ割りであったり、読者を引き込むシナリオ展開などは他に引けをとらないセンスを感じています。

さて、他の読者の方はどんな感想を持たれているのか?ネットではこの自虐コメントに対して多数意見が上がっていたので拾い上げてみました。

「アレはアレで味わい深い」「1巻に比べたら12巻はかなり成長している。新人漫画家なんてそんなもんだ!」「確かに下手だ!」「12巻のマフラーのシーンのミカサは可愛かったぞw」「徐々にうまくなってる。問題ない。」。

などなど。残念なことに絵が上手いとおっしゃる方はごく少数でした……。ただ、物語の面白さなど、それを補ってあまりある魅力をこの作品には感じ皆さん読まれているのかな?という印象。

それに諫山創さんは『進撃の巨人』がデビュー作という、なんだかんだといってもまだ若手漫画家のひとり。絵はこれから更に成長していくでしょうし、ファンもそれを見守るのも楽しみと捉える向きがあり絵に関しては特にご本人ほど気にしてはいないようです。