書店員を中心とした各界のマンガ好き選考員による、「マンガ大賞2020」の一次選考が終了。マンガ大賞候補となる、ノミネート12作品(同率順位含む)が決定しました。
一次選考を突破し、マンガ大賞2020大賞候補にノミネートされた作品は、「あした死ぬには、」(雁須磨子)、「違国日記」(ヤマシタトモコ)、「スキップとローファー」(高松美咲)、「SPY×FAMILY」(遠藤達哉)、「チェンソーマン」(藤本タツキ)、「波よ聞いてくれ」(沙村広明)、「ブルーピリオド」(山口つばさ)、「僕の心のヤバイやつ」(桜井のりお)、「まくむすび」(保谷伸)、「ミステリと言う勿れ」(田村由美)、「水は海に向かって流れる」(田島列島)、「夢中さ、きみに。」(和山やま)の12作品です。
マンガ大賞は2008年に始まり、今回で13回目を迎える有志によるマンガ賞。「面白いと思ったマンガを、その時、誰かに薦めたい!」という気持ちが形になって、この賞が始められました。
運営は、マンガ大賞実行委員会が行っており、選考員は実行委員が直接声をかけたマンガ好きの有志たち。書店員をはじめとする、さまざまな職業の人が、手弁当で集まってこのお祭りを支えています。
マンガ大賞の実行委員会(有志)に名を連ねるのは、吉田尚記さん、田中香織さん、渋谷孝さん、久保朝美さん、赤坂真実さん、平沼寛史さん、河本智芳さん、小林智之さん、廣瀬公将さん、伊東敬祐さんの10名。スーパーバイザーとして、鳥谷規さんも参加しています。
選考員は、2019年1月1日~12月31日までに単行本が発売された作品のうち、最大巻数が8巻までのマンガ作品(過去にマンガ大賞を受賞した作品は除く)から、最大5作品に投票。得票数上位12作品(同率順位含む)を、ノミネート作品としています。今回の1次選考では、94人の選考員から、238作品への投票があったとのことです。
今後は、選考員が全ノミネート作品を読んだ上で二次選考を行い、1~3位を選定。ポイント制で集計の上、1作品を「マンガ大賞」に選出します。授賞式は、3月中旬~3月下旬に、東京・有楽町ニッポン放送イマジンスタジオでの開催を予定しています。はたして、どの作品が「マンガ大賞」に選出されるのか?続報を待ちましょう。
情報提供:マンガ大賞実行委員会
(佐藤圭亮)