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日本が誇る文学傑作「源氏物語」は腐女子・紫式部の同人誌だった?

ニコニコミュージカル第7弾として「源氏物語」が11月16日から23日の期間、全労済ホール/スペース・ゼロで上演されることが明らかとなった。
今まで様々な現代作家に翻訳され、また多くの演出家の手により舞台化された「源氏物語」。発表から千年の時を超える現代でも、その人気は不動で多くのファンを魅了し続けている。


  • そんな日本が誇る「文学傑作」。今回のニコニコミュージカル版では「『源氏物語』は非モテ腐女子・紫式部の妄想が産んだ、平安時代の同人誌だった!?」という新解釈で描かれる。

    今回公演に先立ち、11月6 日に原宿・ニコニコ本社2 階TEA ROOM 2525でキャストによるトークイベントが開催された。

    イベントに登場したのは、弘徽殿女御役と惟乙の2 役を演じる大河元気さん、明石の姫君役と山霧役のKimeru さん、朧月夜役と望々役の平田裕一郎さん。末摘花役と吉々役の川隅美慎さん。
    (ちなみに補足だが、今回「源氏物語」の中に登場する多くの姫君達を演じるのは、多くが男性キャストとなっている。)
    そして、今回登壇する中では唯一の男性役である、紫式部の“憧れの君”的存在・藤原氏役を演じる広瀬友祐さん。

    イベントでは、最初に出演者が自己紹介と役どころを一言ずつ説明した後、司会者から
    「ベッドシーンがあると聞きましたが、どなたが関わっているのですか?」という質問に、手をあげたのは、藤原氏役の広瀬さん。
    「女装した男性とのラブシーンを演じてみてどうか」と尋ねられ、「稽古中は皆女性だと思って演じています。皆さんお綺麗だし(笑)」とコメント。それに対する他の4 人からの「普通に稽古着だけどね」という突っ込みに会場は爆笑。

    「紫式部が藤原氏も来るという合コンに参加する」という劇中のストーリーに掛けて、今回のイベントでは、合コンには必須(!?)と言われる「王様ゲーム」ならぬ「光源氏ゲーム」が行われた。

    「光源氏の言うことはぜぇーったい!」という掛け声とともに最初に当たりクジを引いたのは、広瀬さん。
    広瀬さんからの命令で、Kimeru さんが平田さんのモノマネを披露することに。
    「ヒ…ヒカ…ヒカ…ヒカリ…ヒカリゲンジ!」と、本読みの際の平田さんを真似、Kimeru さんから「主役の漢字が読めないんですよ!!」と平田さんが台本の漢字が読めなかったというエピソードが披露され、会場は大爆笑。

    司会者から稽古の様子を尋ねられると、大河さんとKimeru さんは、稽古の待ち時間には絵しりとりをやっているという。
    それに対し、川隅さんは「最初は俺も参加していたんだけど、絵が下手だからって除外されたんです」とコメントし、会場の笑いを誘った。

    イベント後半は、キャストがお客さんと一緒に答えるクイズコーナーへ。
    最もポイントが低かった大河さんと広瀬さんは罰ゲームとして、尻文字で「げんじものがたり」と書くことになった。
    無事罰ゲームを遂行した大河さんは「冗談ぬきで恥た」とコメントした。

    イベント最後にそれぞれのキャストから本作への意気込みが語られた。
    「必死でやらないと追いつかないので、残り一週間もっともっと頑張って、つきつめて、皆でいいものを創っていきたいです」と大河さん。

    「台本がとても面白く、演出も湯澤さんで、とても楽しい作品になること間違いなしだと思います。あとは、自分がついていけるよう頑張るだけです。皆さん、是非一緒に楽しみましょう!」とKimeru さん。

    「舞台は生で観て、感動するものだと思うので、是非皆さん劇場へ足を運んで、一緒に舞台を創りましょう」と呼びかけたのは広瀬さん。「本番は2 役演じるのですが、自分の持っている力を、持ち味を生かして、面白く演じられたらと思います。
    本番もよろしくお願いします!」と平田さん。

    「今までにないような役を演じるので、緊張していますが、本当にいいキャストさん達と、いいスタッフさん達に囲まれて、もうすぐ本番を迎えることができます。皆さん楽しみにしていてください!」と川隅さんが締めくくった。

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