人気お笑いコンビ、ピースの綾部祐二さん(34)が火付け役とされる、ここ最近の「熟女ブーム」。
ひと昔前だと、「熟女」というワードの印象といえば、「エロス」や「AV」など、ちょっと微妙な雰囲気が漂っていましたが、最近ではテレビで「熟女芸人」などが取りざたされるなど、その言葉の印象もだいぶ変化してきつつあります。
最近の感覚で「熟女」といえば、『年齢を重ねつつも美とセクシーさを併せもった、成熟した女性』的な印象が強く、むしろ褒め言葉的な印象に差し変わりつつもあります。
ただし、それはあくまで男性視点のお話。
実際言われる側の女性からしてみると「熟女」と呼ばれることに、未だ微妙な違和感や抵抗感を感じている人も少なくありません。
そこで気になったのが、「熟女の定義」について。
熟女という言葉はそこそこ昔からありますが、一体いくつからが熟女なのでしょうか?
インターネット上で「熟女」に関する話題が取り上げられるとき、頻繁に名前が登場する芸能人を調べてみました。
・八代亜紀さん(62)
・五月みどりさん(73)
・大竹しのぶさん(55)
・倍賞美津子さん(65)
・坂口良子さん(57)
・美保純さん(52)
・秋吉久美子さん(58)
・十朱幸代さん(69)
年齢をみるといずれも50代からの方ばかり。
世間的には、50代からの素敵女性をそう指すような印象を受けますが、それでは「熟女を定義する」という問題について、確証を得るにはまだまだ足りません。
そこで、調べ物のスタンダートツール。国語辞書とWikipediaを調べてみました。
--Wikipedia
一般に中年の女性を指す言葉。その年齢範疇については一元的規定は出来ない。
--国語辞書(大辞泉)
30歳代から50歳代の成熟した色気の漂う女性。
Wikipediaでは「熟女」の年齢範囲について明らかとしてはいませんでしたが、国語辞書ではありました。なんと30代から50代までだそうです。
本文を執筆している私も30歳をちょっと過ぎた女子ですが、これには少し驚きましたし、やはり微妙な違和感を感じてしまいました。「熟女」と呼ばれるにはまだ「未熟」なような……。無駄な抵抗でしょうか?
「熟女」の年齢と定義について、Wikipedia的にとるべきか、国語辞書的に取るべきか……。
本稿をお読みの皆さんにもこの問題を是非お考えいただきたい。
「あなたにとっての“熟女の定義”とはなんですか?」