2012年11月18日(日)の11:00~16:00に東京ビッグサイトで「海外マンガフェスタ」が開催される。そのイベントに先駆けて記者発表が行われた。
会見には、イベントの実行委員長フレデリック・トゥルモンドさん、漫画家のソニア・ジャジェさん、谷沢直さんらが出席。
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今回「海外漫画フェスタ」の中心人物となり、実行委員長をつとめるフレデリック・トゥルモンドさん。パリ郊外出身で、現役の在日フランス大使館職員。また、「ユーロマンガ」の編集長もつとめている。
記者発表では、「日本のマンガはフランスに入りやすい環境があった。日本のアニメを観て育った世代が今大人になりつつある。海外マンガの大きなイベントを行えば、海外マンガの存在感が大きく盛り上がるのではないか、また、マンガを描く作家にも認知してもらえる。それに、海外マンガフェスタを通じて国際交流ができると考えた。18日はお祭りになる。イベントを成功させて毎年行い成長させていきたい。日本と海外と交流したい。それから、『ユーロマンガ』は絵描きに興味がある人に読んでもらいたい」と語った。
漫画家のソニア・ジャジェさんは、「日本のマンガはキャラクターやストーリィや絵が素晴らしい。子どもの頃からマンガやアニメに触れ、フランスの物より好きになった。日本人と一緒に話したり、勉強したりしたい」と語った。
漫画家の谷沢直さんは、「海外の作家とコミックスタジオを使用してリレー合作を行い同人誌を発行した。コミックはマンガとは違う。編集があり映画的。海外の物はアート的だ」と語った。
「海外マンガフェスタ」は、同人誌即売会「コミティア」との共同開催。
入場は、コミティア入場料として「ティアマガジン」1冊の購入費用1000円が必要となる。
イベント当日は、大友克洋さん、浦沢直樹さん、マニュエル・ルパージュさん、フランソワ・スクイテンさん、ブノワ・ペータースさんなどのトークライブが行われる。
その他、「闇の国々」シリーズのペータース&スクイテンのサイン会や、会場でしか手に入らないようなコミックやグッズの販売も予定。
また、アーティストアレイ(アメリカのコミックイベントでよくある自分たちの机を囲うファンとプロとの交流の場)では、日本をはじめとする、世界の漫画家たちが参加する。
海外マンガフェスタ
http://kaigaimangafesta.com/
(取材:川上竜之介/http://kawakami-ryuunosuke.jimdo.com/)