現在、ニコニコ動画ではMMD杯と呼ばれる大会が開催されています。
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MMDとはMikuMikuDance(みくみくだんす)の略称で、多くの機能を持つ3DCGソフトウェアです。
簡単に説明しますと3Dのモデルを自由に動かすことができるソフトウェアです。3Dモデルにダンスを踊ってもらったり、コントをしたり、口パク機能もついているので3Dモデルが歌を歌っているように見せることもできます。
予告版を作成する【予選】と完成版を披露する【本選】の2回ラウンドがあり、マイリストの登録数により算出する獲得ポイントを競う大会です。
元々はMikuMikuDanceを開発した樋口優氏がこのソフトを知ってもらいたいと開催したのがMMD杯の始まりであり、その後はMMD杯運営委員会が主催し2月と8月の半年おきに開催されています。
回数を重ねるごとに知名度はあがり、動画によっては数百万の再生回数を誇ります。MMDは今やニコニコ動画の中でもトップクラスの人気コンテンツといっていいでしょう。
当初のMMDはその名の通り「初音ミク」がモデルという作品ばかりでした。しかし現在では東方プロジェクトやアイドルマスターなど様々な作品の様々なキャラクターでも作成されています。
歴代の優勝・準優勝の作品には音楽に合わせてダンスを踊るPV風のものからアニメのネタを知っている人が思わず笑ってしまうようなコント風の作品、さらには本格的な戦闘を表現した作品と多岐に渡っています。
大会には毎回テーマがあるのですが、それ以外に規定がないので様々なジャンルからアプローチできることが数多くの傑作が生まれた要因といえるでしょう。
今後の日程ですが、予選はすでに終了し本選に突入しています。
8月16日(金)21:00から8月19日(月)21:00までの間に動画がアップされる期間で、8月16日(金)21:00から9月02日(月)21:00までがマイリスト登録期間となります。
ランキングを覗いてみると上位に「MMD第11回本選」と記された動画が数多くあると思います。
今年はどの作品が大賞に輝くのか楽しみですね。
(文:川合シロ)